少年大学生 (不思議な体験)
大学生時代の1978年夏のことでした。アメリカ籍中国人のノーベル物理学賞受賞者李政道博士の勧めて、清華大学、北京大学、中国科学技術大学等著名大学が少年大学生を募り、大学の中に「少年班」を作ることになりました。優秀な学生(原則15歳以下、特別優秀の場合を除く)が居れば、自己推薦、学校推薦のどちらもかまいません。大学側に優秀な学生の情報が入ると、教授陣3~4人が1チームになり、現地に出向いて面接、試験を行い、合否を判定することになっていました。合否判断の標準が公開されていませんでしたが、少なくとも1教科が大学卒業レベルに達したことが必須の条件と噂されていました。中国科学技術大学の「少年班」第一期生が11歳から16歳までの小学生~高校生数十人からなりました。当初予定は4~6年程度をかけて、少年大学生を卒業させる計画でしたが、殆どの学生が3~4年で卒業してしまいました。その後、色んな理由で北京大学、清華大学等が「少年班」を中止しましたが、中国科学技術大学と西安交通大学が今も続けています。今日の1枚 いいバランス「感受日本 ― わかりあえるか中国人と日本人」 著者 欧陽蔚怡 出版 楚風書院 注文用メールアドレス sofusyoin@yahoo.co.jp 定価 1200円(税込み、送料込み)「感受日本」で検索すれば、アマゾンでも入手できます。書店販売 正文館書店 名古屋千種店 TEL 052-741-1137