中国、なぜ怒る?
お断り: 尖閣の領有権の話ではありません。最近、中国から帰国した日本の方々が口揃えて「今回の反日デモ、体験したことのない厳しさがあります。普通の人でも信じられない程怒っています。」中国(香港、台湾を含む)の人々どうしていつもより怒っている理由を探って見ました。「尖閣諸島国有化」について、多くの日本国民が支持しています。石原都知事より国の方がより平穏に管理できると考えているからです。しかし、中国の人々の目にこのように映っています。抗日戦争(日中戦争)全面爆発の7月7日に、野田首相が「尖閣諸島国有化」方針を表明しました。日本軍が中国の東北3省を占領した発端になった「九・一八事変」(柳条湖事変)の1週間前に、しかも、中国の国家主席が「断固反対」と言った僅か2日後に「尖閣諸島国有化」をしました。日中国交正常化40周年記念レセプションについて、中国側がマスコミを通じて予定通りを行い、出席の要人を検討していると発表したにも関わらず、日本政府がこの重要なシグナルを無視し、逆に野田首相がその2日前の27日に国連で領土問題に関する演説を行うことを発表し、中国と対決姿勢を鮮明にしました。つまり、中国の人々から見れば、野田首相、日本政府が挑発しているように見えます。(以上は中国、香港、台湾などのメディアの情報を簡単に総合したもので、本人の観点ではありません。批判的なコメントも歓迎しますが、人身攻撃のコメントを削除させていただきます。)両国の関係がこのまま続けば、中国でただでさえ劣勢に立っている日本の自動車業界が心配ですね。