決断の根拠は?
中国では日本メーカーよりも欧米メーカーの車がよく売れていること、マスコミによく取り上げられています。特に日本のT社、ドイツのVWの1/3程度しか売れず、日本のN社にも負けています。その理由はいろいろありますが、もっとも影響しているのは恐らく30年前の一つの決断です。中国改革開放が始まった1980年代、中国政府が外資による車生産に熱心で、T社、VW等の一流メーカーに中国進出を打診しましたが、VWだけが中国の誘いに答え、上海進出しました。数年後、T社が中国に進出しようと考えたが、逆に中国政府からの認可がなかなか得られず、1995年前後VWに約10年遅れて中国に入りました。恐らく1980年代当時のT社の経営者が「進出しても長期間に亘り利益が出ない」と判断したでしょう。その決断によって、中国の人々に与えた「利益しか見ない会社」のマイナスイメージを払拭するのに長い年月が必要のようですね。一方、当時のVW、何を考えていたんでしょう?さすがに「中国のため」がないでしょうね。今年最後のアジサイ