夢の国二日目の夜
ディズニーランドの欠点は、酒・たばこができない。まー夢の国ですから。酔っ払いは不要。確かに。おっしゃるとおり。否定はしません。が、欲しいもんは欲しい。じゃあ、いただきに行きますか行きましょう。ホテルには大概バーというものがある。俺の泊まっていたホテルにもしっかりありました。なかったらホテルを燃やしてしまうところでした。バーではゆっくり飲みたかったので、部屋の冷蔵庫のビールをまず一本。これも無駄に高いがそしていざバーへ。飲むものは決まっている。きつい酒で酔いたいのだ。これしかない。カクテルの王様。マティーニ。硬くてしなやかだから割れにくいカクテルグラス・ディーバ マティーニ・1脚価格:1,606円(税込、送料別)うまい。が、俺にしては少しジンが弱く感じた。酔いたい、って思って来たのに少し物足りない。2杯目はギムレット。うまいが、これも少しパンチがない。うーむ。ならばいったれスコッチウィスキー、グレンリベット(12年)。グレンリヴェット・ベリーズ・オウン・セレクション[1977]年・31年もの・シングル・スペイサイ...価格:10,164円(税込、送料別)きついのが飲みたい。水割りあほうロック甘ぇーよストレートはい、決まり。学生のときによく飲んでいたが、うまい。やっと満足。いや、カクテルもおいしかったよ。悪いバーじゃない。一人で飲んでいるのは俺だけ。他はディズニーに遊びに来たアホそうなカップルがツアーのおまけのサービス券で「モスコミュール」なーんて飲んでいる奴ら。いや、俺もモスコミュール好きだけどね。そこに一人でやってきた怪しげなおっさん。少し長めの白い髪。なんかの評論家みたいな風貌。俺の席の二つとなりに座ってビールを飲んでいる。彼が2杯目のビールを飲んでいるとき目が合った。「どーも。」と無言で目であいさつした。京都から来たらしい。姪御さんの結婚式のためにこのホテルに来たそうだ。おっさん自ら語ってくれた。それから、俺もマティーニを追加して、1杯分話しに付き合った。こういうバーでの出会いは嫌いじゃない。やっと俺の満足して部屋に帰って寝た。おしまい。