迷惑な男
今日は、神奈川県藤沢市でセミナーだった。新幹線で新横浜駅まで行く予定である。朝6時ごろ、NHKテレビを見ていたら、テロップが流れた。その内容は、新幹線が新横浜駅で発生した停電で、小田原駅から東京駅まで始発から運転を見合わせているという。これは大変なことになると思い、できるだけ早い新幹線に乗り換えようと思った。しかし、土曜の朝の新幹線は混んでいる。結局、名古屋駅9:12発を8:32発に変更するのが精いっぱいだった。ところが、名古屋駅には予定通りの時間で入線。そして、その後も順調に新横浜へ向かっていた。変更を後悔していたら、熱海あたりのトンネル内で、急に停車。アナウンスで、熱海駅から東京駅までの間に、25本程度の新幹線が数珠つなぎになっているという。その後は、発車したり、停車したりで、結局9:55到着の予定だったが、10:30に新横浜駅に到着した。これは、最初の予定の新幹線の到着予定より、わずか4分早い時間だったのだ。判断は間違っていなかった。それにしても、線路内に人が入ったために停電したと聞いていて、不思議に思っていた。センサーでも設置されていて、その発動によって停電になったのだろうか。しかし、その後の報道で、迷惑な男の行動が明らかに。午前5時50分頃、新横浜駅の構内で25歳の男がホームに停車していた始発列車の屋根にのぼり、架線に触れて感電したというのだ。全身やけどの大ケガをし、「死にたかった」などと話しているらしい。そのせいで、実に16万人に影響が出たという。彼には多額の賠償が待っているに違いないが、なんとも迷惑な話である。