自賠責保険の節約
私の車が来月3月に車検を迎える。いやまた、出費の伴う話である。車検は自賠責保険の加入がなければ通らない。法律で義務付けがされているからだ。自賠責保険というのは、対物賠償は補償されない。あくまでも対人賠償のみの保険である。相手への治療費支払限度額は120万円、後遺症の場合は75万円~4,000万円、死亡させた場合は3,000万円が支払われる。任意保険は、この自賠責の上限を超えたときに対人賠償が、さらに自賠責では対象外の、対物賠償や車両保険などが支払われる保険である。ところがこの自賠責保険、嬉しいことに4月から値下げになる。その理由は、最近の交通事故死者数の減少が挙げられる。飲酒運転に対する取締強化などで、平成19年の交通事故死者数が54年ぶりに、6,000人を割り込んだそうだ。これにより損害率は、事前の想定を2割程度下回ったことになる。問題は、私は3月に加入しなければならないことだ。4月からの値下げではギリギリアウトになってしまう。しかし私はひそかに考えていた。次の車検満了まで24ヶ月加入するのではなく、3月からの1ヶ月契約と、4月からの23か月契約に分けて、同時に締結すれば、少なくとも23ヶ月契約の方は安く済むのでは?と。今朝の日経新聞には、まさにそのことが紹介されている。自家用乗用車で24ヶ月30,830円が22,470円に、8,360円の値下げになる。3月に普通に加入すれば30,830円だが、3月からの1ヶ月契約なら6,400円、4月からの23ヶ月契約は21,750円で、合計27,790円となり3,040円の節約だ。何も手続きは難しくない。証書が2枚になったって、どうせダッシュボードに車検証と一緒に入れて置くだけなのだから・・・。3月車検の人は多いだろうから、うまく利用したいものだ。