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カテゴリ:次女
持論
あはは… 何が、持論かというと、 人間は、中の下(ちゅうのげ)あたりが、世界を引っ張る。 ということ。 ちょっと大げさですけど… 私が小学5年生だった頃、とってもかわいい下級生がいた。 かわいい顔のひろ子ちゃんは、すごく人気があって、だれからも、 ちやほやされていた。 ところが、 近所に同じ学年のちょっと不細工なT子ちゃんがいて、その子は、 だれからも特別扱いしてもらえない子だった。 私は、ちょっと不細工なT子ちゃんが可哀想だったので、 いつも、何か発表会などには、ダンスを振り付けて 2人を組んで踊らせて、 かわいいひろ子ちゃんと同じように人気がでるよう し向けていたのだが、 やはり、 かわいいひろ子ちゃんは、かっわいい~~~!!と、騒がれ、 みんなにちやほやされていたし、 ちょっと不細工のT子ちゃんは、 相変わらず、その他大勢の中にいただけだ。 30年後。 美人になっているであろう、あのかわいいひろ子ちゃんに出会ったとき、 驚いた。 彼女は、普通以下になっていた。 髪は、ふつうのおばさん風。眼鏡は、普通のおばさん風。 服装もまた、おばさん風で、化粧っ気もなかった。 そして、 あの、ちょっと不細工なT子ちゃんは、 お化粧から、髪型から、服装まで、センスよく、 かっこよくて、美しい女性に変身していた。 美人は、私は美人だからと、安心して、 不細工になっても気が付かない。 普通の人間は、 私は10人並だから、安心と思い、手入れを怠る。 ほんとうに、不細工な人間は、 私はどうせブスだから…と言って、自らを捨ててしまう。 中の下のあたりの女性は、 私は、ブスになりたくない。 何とか、10人並みになりたい、と、 必死である。 それが、がんばる原動力となる。 中の下パワーだ。 次女が、男友達に、 君って、ほんとうに、素敵に楽しい、愉快な娘だけど、 ブスだよね~~と、 心無いことばを言われたと言って、 ちょっとしょんぼりしていた時 私は、このエピソードと、持論を持ち出して慰め、 励ましたものだった。 <がんばって、お洒落に気をつければ、 お婆さんになったとき、 昔、すごく美人だった娘に、きっと勝つわ!> なのに、今、次女ったら、小さな小錦のようになっちゃって!!!! もし、 昔、プロポーズしてきた男の子達に街で、偶然出遭ったら、 あの男性達は どんなに夢を壊されるかと、 ただただ、 あの男性たちのことが気の毒に思われるばかりだ。ああ 気が付かないってか? ってゆ~か、 私の持論は、どうなるの? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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