何がなんだか~~
次女は親類の人の世話で結婚相手を決めた。親類の世話というのは、安心である。信頼のおける家庭の人を世話してくれるに決まっているしね?相手の両親は、真面目で、地味な教育畑の一家だった。3人の子供たちも皆、爽やかな感じの良い大人に育っていた。次女は、しあわせな結婚をして5年ほど経った頃、義父が急逝した。その後義母はひとり暮らしではあったが、退職後も教育に携わって、現役で活躍していたので我々も安心していた。次女一家も、義母家の近所、スープの冷めない距離にマンションを買って住んでいた。ある日次女からの電話。「お母さま~大変!義母さんが、カード破産したの」「え========!!!!!!!!!」あんなに真面目の看板をかけて暮らしていた義母がいったい何を買いまくったのか????次女によれば、義母は、以前と生活は全く変わらず、金目の物など買った気配も無いと言う。ただ、栄養食品などを、ばかにざくざく買う人ではあったが…私にも、たまに、ブランドのお財布をプレゼントしてくれたしね。だいたい、若い馬鹿娘が、カード破産をするというテレビ報道を耳にしたこともあったが、こともあろうに、地味な教育者夫婦だった年配の真面目な女がカード破産とは??にわかには信じられない。一体何が起きたのか?とうとう義母は、広い庭つきの2階家を明け渡し、小さなマンションに移って行った。墓の中の義父は、さぞ、驚いていることであろう。今でも、何が何だかわからない。わからない。