1日中山道(いちにちじゅうやまみち)を歩く
去年秋に行われた歴史散策「旧中山道を歩く」(←クリック)の続編があり、参加しました。前回は、和田宿までだったので、今回はその次の下諏訪宿に向かいます。下諏訪宿本陣入り口諏訪大社前の駐車場でバスを降り、本陣の岩波家へと向かいます。ずらりと並ぶ「御一行様」当時は高貴な方しか入れなかったという客室で、これまた高価な茶碗でお点前をいただきながら見る坪庭は、さながら屏風絵のよう。江戸時代から咲き続けているというアヤメ御当主自ら案内してくださったお話によると、人生の1/3は草取りに費やされているとのこと。客室に飾られていたタヌキの置物、これ一つで家が一軒建つらしい次に向かった塩尻宿では、旅籠の「いてう屋(銀杏屋)」を見学。客室はすべて2階にあり、壁画が素晴らしかった。こちら、桜の間でございます屋号由来の銀杏の大木銀杏の奥の土蔵にあった糸車更に街道を下り、洗馬(せま)宿、本山宿、贄川(にえかわ)宿を経て今回の最終目的地、奈良井宿へ着きました。「木曽路はすべて山の中である」先にお昼を済ませ、当時は櫛の卸問屋を営んでいた中村邸を見学。ここは「いかりや」さんその後、曹洞宗の長泉寺を見ました。ここは「♪ずいずいずっころばし ごま味噌ずい」のお茶壷道中の宿泊所として使われていました。この下で手をたたくと、その昔は鳴いたという天井絵の「鳴き龍」は、残念ながら鳴いてくれませんでした。街道には、こんな物も駐車場わきに並んでいた、可愛いお地蔵さんたちに見送られて、奈良井宿を後にしました。今回の見学会で唯一の心残りは、諏訪本陣で見たタヌキの置物がお土産でいただけなかったこと。(当たり前!)今回の動画はこちら↓夏にどうぞ↓