ああ、花々しい日々♪

[本を読みながら♪] カテゴリの記事

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• 今しばらくはこの男についていきます♪

  　　いやぁ、ガルシアマルケス。　面白いですねぇ♪　『百年の孤独』を読破し、　勢いあまって『予告された殺人の記録』文庫本を読破。　次に、　『悪い時』を購入し、　中古で『わが悲しき娼婦達の思い出』のそれぞれを読破。　今は『十二の遍歴の物語』『愛その他の悪霊について』を図書館で　借りて読もうとしているところ。　見当違いを思い切って　　ひけらすようで恥ずかしいですが、　この作家、僕の好きな漫画家荒飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険』を　思い浮かべるくらいストーリーテラーなんですよ。　感想はいつかこの作家の　本質をつかんだところで　述べたいと思います。　それがいつになるのかは自分にもわかりませぬが・・・・　(^^;)

  2009.03.30

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  インドで僕も考えたい♪

  　インド。　僕が最も愛する国。　そして僕の夢。　そう、僕はインドに住むことを夢見ている。　なぜ、インドなのか？　誰もがそう問い掛ける。　一言で表すのは難しい・・・。　もし、　誰もが運命から逃れられないとしたら　僕は運命のまま　インドへ行くだろう。　運命はインドへと続いている。　インド。　でも、生身のインドは　きっと　行ったことの無い人たちから　誤解されているところが多いと思う。　そういう人には　この本をお勧めしたい。　　　『インドでわしも考えた』椎名　誠　そう、僕もインドで考えたい。　インドの生を飲み干したい♪　　　

  2009.02.22

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  甥と将棋と関ヶ原

  　毎週日曜日になるとやってくる甥っ子も今年で小学６年生。　最近覚えた将棋をするようになってはや１ヶ月。　おじいちゃんは勝ったり負けたりして甥を強くする方法を選んだので、　自然、僕は常に勝ちつづけて目標になる方法を選択。　ところがというべきか、　やはりというべきか、　子供の成長は早く、　あっというまに実力はく中。　これではまずいと図書館で将棋の本を借りてきたりと、　あれこれ無駄な足掻きをしている今日この頃。　　ついでに思い出して、　昔読んだ本をひっぱりだしてきたのがこれ。　　　『関ヶ原』司馬遼太郎　有名な関ヶ原の戦いを丹念に描いた名作。　将棋のこまにも　いろいろな理由や思いがあって　なりたっているのだなぁと　別なところで深く感じ入った。　　依然として　戦局は　ゆずらないが　近い将来　石田光成となって　頭を垂れる日も近いかも　そんな日曜日が明日にせまっている　　

  2009.02.21

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  ほりだしもの

  　仕事の帰りに　ぶらり立ち寄るブックオフ　最近はあまり行かなくなったけど　たまに行くと思わぬものに出会えたりする　昨日も　この本を発見　　　『わが悲しき娼婦たちの思い出』ガルシアマルケス　お値段は９５０円　なかなかのほりだしものでした♪　

  2009.02.05

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• ガルシアマルケス全集『悪い時』を読む

  　ガルシアマルケス全集『悪い時』を読んでいる。　最初に「大佐に手紙はこない」という８０ページ程度の小品がある。　年金（軍事恩給のようなもの）をまって日々暮らす大佐だが、　いつまでたっても年金が下りない。　生活は日々の食べ物に困るほど。　さらに困ったことに、　あと３ヶ月に迫った軍鶏（しゃも）大会用の軍鶏を育ててもいる。　奥さんはこれまでずっとあれこれ工面して食事を作ってきたが万策尽きた。　軍鶏を売るか、食べようと大佐に迫る。　でももうすぐ年金が下りるからと妻をなだめる。　おりる可能性は限りなく少ない。　軍鶏はなくなった息子の形見だった。　なんとしてもこの軍鶏を育て、大会で勝ちたい。　とはいうものの、　あと３ヶ月何も食べずには到底生きていけない。　その上、軍鶏のための食事を欠かすことは出来ない。　誇りや名誉など、　日々の暮らしの中ではまったく役に立たない・・・　　　　　　

  2009.02.02

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  月初めの決まりごとの微妙な変化

  　月末給料性をとっている僕の仕事柄、もらった給料を何に使うかを考えるのは切実、かつ幸福な問題であり、時間です。　特に、子供が３人に増え成長するにつれ、養育費もろもろに多く差し引かれるようになると、なおさら少ないお小遣いであれこれ四苦八苦するのです。　とはいってもそのお小遣いのほとんどはCDや本に消えていくのだからろくなものではありませんが♪　いつもだと、月初めにCDを購入するのが楽しみなのですが、今月は急いで本屋に行き、この本を購入しました。　　ガルシアマルケス全集『悪い時』　　血の粛清から、ようやく立直りかけた町。殺した者。遺された者。没落に怯える者。成りあがり者。恨みを深く潜ませた者。それぞれの心に、誰の仕業とも知れぬ中傷ビラが不穏な火を放つ時――。そして、届くあてのない手紙を待ち続ける老人も。死してなおマコンドに君臨する太母も。物語が虚実の間に浮びあがらせる人世の裸形。 　『百年の孤独』に感動し、『予告された殺人の記録』でその手腕の鮮やかさにめまいを覚えるほどの興奮をおぼえた僕はいても立ってもいられず、全集のひとつを購入しようと本屋にいきました。　ほんとうは友達が進めてくれた『族長の秋』のほうを探していたのですがなかったので、こちらの『悪い時』にしました。　『百年の孤独』に至る前の短・中編集が納められています。　じっくり一ヶ月かけて読もうと思うのだけど、面白いのでどんどん読んでしまうのがちょっとした悩みの種。　感想は読了ごということで♪

  2009.02.01

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  天童荒太『悼む人』を読んで

  　昔、『男はつらいよ』シリーズを見つづけていたことがある。　寅さんはご存知フーテンで土地土地で的屋をしながら、旅を続け、その土地土地で恋に落ち、恋に破れて柴又に帰ってくる。　よくまぁ失恋を繰り返すなぁと思ったけれど、寅さんの商売についてはちょっと感心した。　確かにこれだったら旅してても困らないだろうなぁと納得。　だって売り口上うまいんだものねぇ～♪　　　さて、直木賞受賞作『悼む人』を読んだ。　聖人君主としてではなく、普通の心痛める若者がどうして『悼む人』になったのか。　読みすすめていくと、その過程がよくわかるようになっている。　死者を悼むために３つの決まりごとが残った。　誰を愛し、誰に愛され、そしてどんなことをして人に感謝されたのか。　どうしてその３つが決まり事になったかもうまく説明されている。　悼む人の「悼む」という行為はしつづけることはとても難しいのだけど、誰でもちょっとだけなら出来そうな行為。　そういうのがいい。　そしてそういうのに普遍性はやどる。　この本の中では少なくとも２人が悼む行為を受け継いでいく。　作者はこの「悼む」という行為であと２本くらい続編書けるのではというくらい面白い設定だった。　ただ、ひとつだけ気になったことがある。　物語は悼む人・坂築静人が悼む行為をはじめてから５年経過しているという設定。　悼む旅を続ける蓄えが１０年分あるということだが、その蓄えはあと５年で確実に尽きる。　その後、どうやって旅をつづけていくのか。　また働きにでるというのも、なんとなくこの話の雰囲気だと主人公も悩みそう。　そのへんのうまい説得力が加味されていたら、もっとこの話は完成したものになったろうに。　寅さんのような人が現れ、そのあたりのことを伝授してくれたら、この物語は・・・・　　めちゃくちゃになっただろうな。　　　　　まだ未読の方いらっしゃいましたら、ぜひどうぞ♪　　

  2009.01.27

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  天童荒太『悼む人』を読む

  　マイペースに自分の好きな本をジャンルや作家つながりで読みすめる僕は、なかなか最近のベストセラーにあたることがありません。　ついつい何年も前に発売された本を購入することになるのですが、今回は異例中の異例でした。　AMラジオを仕事帰りにつけていたときに紹介されていた内容が面白そうで、さっそく途中の本屋で購入してみました。　　天童荒太　『悼む人』　直木賞受賞ということで今、売れに売れているそうですが、そういうこととは別として、どんどん先を読み進めたくなる本です。　今日中には読み終えれそうなので、感想はその後で♪ 　　

  2009.01.26

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  ガルシアマルケス『予告された殺人の記録』を読む

  　お目当ての小説を探しに行ったとき、ガルシアマルケスの文庫本『予告された殺人の記録』を見つけたので一緒に購入しました。　　ページにして１４０ページちょっとなのですぐに読めるだろうと気軽に購入したわけですが、正月に読んだ『百年の孤独』とは違った名人芸を見ているような感動を覚えました。　凝縮されたその地空間に、差別や妬み、憎悪といった民衆感情、崩壊寸前の共同体のメカニズムを複眼的に捉えつつ、モザイクの如く入り組んだ過去の重層、悲しみと滑稽、郷愁をこめて録す、熟成の中篇　あらかじめ予告されていた殺人を村人達、そして主人公はなぜ回避できなかったのだろう。　それが運命だとしたら、その運命の前でどのような物語を紡ぐことができるのだろうか？　あらゆるテクニックを駆使して、物語を薦める手腕は、去年読んだドストエフスキー『カラマーゾフの人々』に肉薄しているようにも思えます。　作者も自身の最高傑作というだけあって、中篇ではありますが、『百年の孤独』を読んだときと同じような満足感がありました。　この本の装画も的を得たブックカバーだなぁと感心。　ページ数は少ないですが、内容は濃いのでなんども読み直してもっと立派な感想が出来たらなぁと思います。　　もし本屋で見かけたら手にとってみられてはいかがでしょうか♪

  2009.01.25

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  正月と言えば長編小説ということで２

  　正月、休みを利用してレイモンドチャンドラー『ロンググッドバイ』をゆっくり読もうと思ったら、面白くて一日で読みきってしまい、次の長編小説を探した結果、これに決めました。　　『百年の孤独』ガルシアマルケス著　長編小説の名作でノーベル文学賞を受賞したガルシアマルケスの代表作。　百年分のブエンディア家の歴史物語。その中にはたくさんの人物が登場し、家計図を見ながら出ないといったい誰のことだったのかわからなくなってくる。　でもぐんぐん読み込ませるグルーヴ感のようなものがこの物語の特徴で、いったんそのグルーヴに乗ってくるとどんどんと読んでしまう不思議な傑作でした。　最後の最後でこの本の題名の意味がわかるのですが、それでも読了後もいろいろと考えさせられる。こういう余韻がたまらなくってまた長編小説を読んでしまうんですよね。　とはいうものの、また今年も春もの植物を次々と育てていますので、だんだんと長編小説から遠ざかり、短編ものに手を伸ばすのだろうなぁ、きっと。　

  2009.01.18

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  正月と言えば・・・

  　正月の恒例行事、といってもいいかもしれないくらい最近正月の休みを利用して必ず行うのが長編小説にチャレンジしてみようということ。　なんといってもこれくらい長々と花たちの相手（といっても、水やりはすこしありますが）をせずに何日も休む連休はそうこの仕事をしているとありません。　そういうわけで今年の正月も長編小説にチャレンジしました。　ちなみに去年は『カラマーゾフの兄弟』にチャレンジしました。　というわけで今年はということですが、去年一年JAZZを聴くのにとってもお世話になった村上春樹さんの『ポートレイトインジャズ』から始まって村上小説にずいぶんはまり、いろいろ読ませていただいたのでこの関連本にしました。　　『ロンググッドバイ』レイモンドチャンドラー著　村上春樹訳内容（「BOOK」データベースより）私立探偵フィリップ・マーロウは、億万長者の娘シルヴィアの夫テリー・レノックスと知り合う。あり余る富に囲まれていながら、男はどこか暗い蔭を宿していた。何度か会って杯を重ねるうち、互いに友情を覚えはじめた二人。しかし、やがてレノックスは妻殺しの容疑をかけられ自殺を遂げてしまう。が、その裏には哀しくも奥深い真相が隠されていた…大都会の孤独と死、愛と友情を謳いあげた永遠の名作が、村上春樹の翻訳により鮮やかに甦る。アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀長篇賞受賞作。 　いやぁ、面白かったですねぇ。特に一章ごとに最後のきめ台詞が秀逸で、一章だけ読んでも満足納得の作品。　あまりにも面白かったので一日で読んでしまい、次の本を正月早々探すハメに！！　こうなると先人の訳本も読みたくなってきました♪

  2009.01.16

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  『グレートギャツビー』を読みながら

  　さて、以前から短編小説にはまっていると公言していますが、最近読んだフィッツジェラルドの短編集が面白かったので、続けてフィッツジェラルドの名作と呼ばれている『グレートギャツビー』を読みました。　　ふと気づいたことがあったので、村上春樹さんの新訳も読んでみました。　　　どこかで聞いたような、聴いたような、懐かしい感覚はいったいなんなのだろう？　心のどこかに何かがひっかかったまま、しばらく忙しさにかまけて、そのことをすっかり忘れていました。　そして今、机のパソコンの前で以下の本をぱらぱら読みながら、はっと気づいたのです。　　この本の中にフィッツジェラルドの生家の話が出てきます。　セントポール。　ミネアポリスと双子都市のこの町には大きな湖があり、それがホワイトベアレイクです。　そしてフィッツジェラルドはこの地を舞台に名作『冬の夢』を書き上げました。　といっても、僕が思い出したのはフィッツジェラルドの生い立ちについてではありません。　隣町の伝説的なアーティスト・プリンスのこと、そして、彼の失敗作の烙印を押されつづけている主演映画『アンダーザチェリームーン』のことです。　　この映画の内容は以下のとおりです。　高級リゾート地リビエラに、アメリカから若いピアノ弾きがやってきた。その名はクリストファー(プリンス)。彼は友人のトリッキー(ジェローム・ベントン)と、一山あてようとやってきたのだ。クリストファーは新聞で裕福な造船王(スティーブン・バーコフ)の娘、マリー(クリスティン・スコット・トーマス)というとびっきりの美女に目をつける。彼女は21歳の誕生日を目前にしていて、父が選んだ男と結婚すれば莫大な財産を受け継ぐことになっていた。クリストファーはいいカモを見つけたとばかりに彼女へ強烈にアプローチをかける。はじめのうちは抵抗していたマリーだったが、やがてクリストファーを本気で好きになってしまう。クリストファーも財産狙いで彼女に近づいたものの、彼女に本気で惹かれている自分に気が付く。そんな二人の危険な恋を阻止しようと、父親は謀略を練り、やがて悲劇が訪れる・・・。　これってフィッツジェラルドが自分でいうところの「売るために書きまくった短編小説」の部類のストーリーですが、ひょっとしてプリンスは偉大なる郷土の大先輩スコットフィッツジェラルドの傑作『グレートギャツビー』のオマージュとしてこの作品を完成させたかったのではないかと思うんです。　『アンダーザチェリームーン』の主人公であるクリストファーは愛を勝ち取るために死んでしまうのですが、反対にギャツビーは愛を勝ち取ろうとはするのですが、報われずに死んでしまいます。　どちらが幸せなのかは一目瞭然ですが、ストーリーとして傑作なのはどちらかも実は一目瞭然なわけで、それが物語りの難しいところでもありますよね。　ともあれ、フィッツジェラルドは傑作『グレートギャツビー』をものにし、プリンスは映画こそこけましたが、そのかわり傑作サントラ『パレード』が出来たわけですから、どちらも素晴らしいといってあげてもいいのではないでしょうか。　僕にとっては『グレートギャツビー』のサントラこそ『パレード』であり、ギャツビーの最後にはぜひとも『パレード』からの名曲「SOMETIMES IT SNOWS IN APRIL」を流してあげたいものです。　　『パレード』　

  2008.06.03

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