秩父観音霊場第九番明智寺
八番から第九番明智寺は徒歩約40分。三菱マテリアルの社宅前から西武線にかかる橋を通り、少し西武線に沿って歩いたのち右折する。この辺りも畑と人家が混在している。もう夏キャベツがすっかり大きくなっている。六番以降ずっとマテリアル横瀬工場のタワーの周辺を歩いている。第九番明星山明智寺は建久2(1191)年明智禅師が開創。建久と言えば平家滅亡後間もないころの創建である。5番語歌堂と同じ造りだったそうだが明治16年焼失、今は民家風で、中央に内陣がありそれに庫裏が続いている。安産子育ての如意輪観世音である。1月の縁日には女性でにぎわうという。境内には室町時代のものと言われる青石板碑が3基ある。また、ふみ塚があり寛永元(1624)年に奉納されたものである。八から九番途中の畑キャベツもよく育っている明星山明智寺室町時代の板碑ふみ塚