飛躍 BOS6-2CWS
敵地でのホワイトソックス戦に松坂大輔が先発登板し、今季最長の8回を投げて4安打、4奪三振、1失点という好投で白星を上げた。これでダイスケは今季13勝目で、昨年の15勝はおろか20勝も視野に見えてきた。この13勝も立派だけど、さらに目を引くのが昨年は12敗とかなり多かった負け数が今季はまだ2敗しかついてないことだ。ダイスケのスタッツを見ると、与四球率や奪三振率はむしろ昨年よりも悪くなっているわけで、昨年と今年で大きく違うのはやはり被本塁打が大幅に改善されたことだろう。ランナーをためての痛打昨年はその姿をよく目にしていたけど、今日も4併殺を奪ったことでもわかるように今年はランナーを出してからのそこからの粘りが違うような気がする。この被本塁打率の減少で勝率が大きく改善されたという点は昨年のベケットと共通する。昨年のダイスケの成績も移籍初年度のベケットと似通っていることが指摘されてたけど、今年も同い年で似たような豪腕タイプのベケットと同様の理由で成績が大きく飛躍したのにはなにか不思議なモノを感じる。ただ、勝星や勝率的には申し分ないとしても、四球が多くて球数が増えて長いイニングを投げられていない点には批判もあるらしいので、これからはこの与四球の点でももう少し改善を見せて、もっと長いイニングを投げられるようになってほしい。そうなれば名実ともにメジャーのエースピッチャーへと登りつめることができることでしょう