カテゴリ:詩歌のようなもの
こころが寒くなるときがある。
悲しい出来事があったときに、こころが寒くなるのは別に怖くはない。 しあわせだなあと思う毎日にあるときに、ふと寒くなるときがある。 これは怖さを感じる。なにか意味がある警告かなと思う。 たくさんの人に囲まれているときにこそ、さみしさを感じる。 家族に囲まれているときにこそ、ふと悲しさを感じる。 自分に感じるようでいて、他人のこころの痛みを感じるようにこころが寒くなる。 ぶるぶるする。 しんしんと冷えてくる。 妻を、こどもを、誰かを抱きしめたくなる。 ほんとは、自分を抱きしめて欲しい反射だろう。 抱きしめたくなる。ひとりぼっちを感じる。 いつか、暗い、寒い洞窟でいたときの、むかしむかしのご先祖様の記憶のように。 それにしても、寒い。。。 そして、どうして生きていかねばならぬのかを考えてしまう。 考える衝動が、寒さを連れてくるのか? わからない。 ただ、寒さを感じたのちに、こころが温かさを取り戻す。 ようやく取り戻した温かさは、活力につながる。 明日もがんばろうと思う。 根拠は無い。納得もしていないかも。 わからないが、生きていかねばならぬと、なぜかしら思う。 寒いよ。 寒いね。 寒いが、わたしは生きている。 こころも寒いが、いきている。 寒いから、温かさがわかるよ。 記:とらのこども お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.11.18 21:47:45
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