012557 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

Nobody Knows?

Nobody Knows?

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

happy_55

happy_55

Keyword Search

▼キーワード検索

Freepage List

Rakuten Card

Aug 19, 2004
XML
カテゴリ:映画
晴れ、34℃。


昨日「LOVERS」の試写会に参加してきた。

あまり歴史活劇もの(と開映前はそう解釈していた)を好んで
観る方でないため、上映時間が気になり、フライヤーをチェック
するものの、どこにも表記がない。

「チッ」

そう心の中でぼやいていると、開映時刻ちょうど本編がスタート
した。


冒頭、舞台設定へのナレーションが入ると、あとは即Mr.まゆげ
金城君と香港四天王・ラウ様が画面に登場。続いて花街No.1の
チャン・ツィイが現れる。

その後はチャン・ツィイを巡り、命をかけた恋のバトルが繰り
広げられる。それはそれは壮絶な。


細かいことは書かないけれど、観終えた感想は「でっ???」。


金城君とチャン・ツィイが追っ手との闘いで見せるアクション
シーンは確かに見応え十分。ワイヤーアクションやCGを駆使し
息もつかせぬ緊迫した空気を作り出している。しかも武器が
斬新。あまりに斬新過ぎて会場から笑いが出たほどである。


しかも使われた刀は本物という前情報があったので、刃先が顔や
首ギリで振りかざされる度、

「耳が切れちまう~!」
「首切れちまう~!」

と身悶えてしまうのだ。


また衣装デザインがワダ・勉妻・エミさんだけあり、場面場面の
背景に映える衣装の数々は微に入り細に入り凝っていて、まさに
芸術作品のようだった。特に竹林のシーンでチャンが身に付けて
いた緑のグラデーション(芝生色の着物に抹茶色のマフラー、柄の
インナー)が素敵だったなぁ。


しかし。


それしか印象にないのである、この映画は。
巨匠・チャン・イーモウ監督作品「初恋がきた道」のファンに
とって、これはどうも受け入れがたい。あんな繊細な恋愛模様を
描ける人が、今回は3人の心象風景がほとんど心に迫ってこない。


主人公3人とも、かなりの切れ者(という設定)で、人を欺く
人生を送り続けてきたというのに、意志弱すぎ、思い切り無さ
過ぎである。

もちろん「LOVERS」なので、それだけ愛する相手がいると人は
意志薄弱になるということなのかもしれないけれど、肝心の愛が
スクリーンから伝わってこないのである。

最後まで辛抱強く観るため、無意識のうちに「きっと最後に
どんでん返しがあるに違いない!」と思い込みながら観続けて
いたのだけど、突然のエンドロール。


「お・わ・り?」

としばらく固まってしまうワタシであった。


図らずもチャン・ツィイが「観終わった後はしばらく席を立て
ないんじゃない?いろんな思いを巡らせて」(もちろんPRの
意味で)と言っていた。ええ、おっしゃる通り、立てません
でした、納得行かなくて。


「HERO」以降、娯楽大作へと作風が移行されてしまった感がある
イーモウ監督。以前のような繊細さを期待するのは無理なのかも
しれない。(監督、主人公ファンの方、ごめんなさい)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Aug 19, 2004 08:08:36 PM
コメント(2) | コメントを書く


Calendar

Favorite Blog

Comments

 乗らない騎手@ ちょっとは木馬隠せw あのー、三 角 木 馬が家にあるってどん…
 happy_55@ Re[1]:3次元の解体新書(11/16) miki48さん >私も以前から友達と、是非…
 miki48@ Re:3次元の解体新書(11/16) 私も以前から友達と、是非行きたいねと話…
 happy_55@ Re[1]:時代を作る女たち(11/10) miki48さん >意外に「えーっ」と思うの…
 miki48@ Re:時代を作る女たち(11/10) 流行語大賞、私も結構楽しみにしてます。 …

Headline News


© Rakuten Group, Inc.
X