オランダ名物と言えば~☆
「じだらくに 寝れば涼しき 夕べかな」・・・芭蕉&宗次皆さま、残暑お見舞い申し上げます。世界一、人口密度の高いと言われるオランダも、こと牛に関しては、ご覧のとおりです・・・気持ちよさそう~ 牛のいないオランダの風景なんて、、ネバネバのない納豆のようなもの、、と、言ったかどうかは別として、80%のオランダ人にとっては、「牛」イコール「オランダの原風景」・・・。 牛のいるところに、美味しいチーズありきで、日本がお盆休みのど真ん中、水曜日に一日お休みをいただいて、エダム村のチーズ市見学に行って来ました~♪これも期間限定、、7月と8月の水曜日のみ、、計8回。16世紀に入り、オランダ王室のご先祖、オレンジ公・ウィリアムのお墨付きで始まった、エダム村のチーズ市は、、なんと1922年まで、ずっと正式に続いていたそう。以後、村の100人のボランティアに支えられて、当時の伝統を守ってる、一大観光イベントになっています。↓ 開店早々のチーズ屋さんの屋台。 さて、市の開かれる、計量所広場では・・・午前10時半、、取引き開始の鐘が打ち鳴らされました。チーズ農家から、運河の小船で運ばれたチーズは、一頭立ての荷馬車で、次々に市場に運ばれて来ます。 おじさ~ん、もうかりまっか?!あ、あの「赤玉」ですね。 重さ、1.6キロ。 ワックスの上に、パラフィンのコーティングを施した、日持ちの良いもの。主に、日本や中国への輸出用だそう。オランダ国内と、近隣諸国用は、ワックスがけのみの、黄色いものです。ちなみに、10リットルのミルクから、1キロのチーズが生れるとか。ミルクの中の、脂肪分とたんぱく質を、レンネットと言う酵素を加えて固め、乳酸菌の働きで、熟成させるのですね。え~と、、エダム・チーズの熟成は、4~6ヶ月。 そうすると・・・60%固形物、、40%水分、、のチーズになる、と。 ふむふむ。。 そしたら・・・ラベルにある規格、、40+、、とは?60%固形物のうち、40%が脂肪分・・・つまり、100Gr中、脂肪分24Gr、、、とな。薀蓄もいいけど、それって、果たしてどんなお味? 胃袋が騒ぎ出したの見透かされてしまったように、エダム美人のチーズ娘さんが、、さあさ、お一つ如何ですか~ おっと、娘さんのチーズ・スマイルに気を取られて、、チーズが写ってないエダムと並んで日本でお馴染みの、ゴーダ・チーズは、48+が主流。生産量は、60%と国内最大、、脂肪分が多いぶん、クリーミーですね。・・・そうこうしている内に、2000個のチーズ玉。2時間足らずで、競りが終了。 目の前の仲買人の仕入れ価格は、6ユーロほど。店頭販売価格は、一ヶ、10ユーロ也(約1,500円)でした。本日のおまけん、君たち、、、まだら三兄弟? カメラ目線~! ご滞在中の雅子さまも、美味しいチーズと、こんな風景に癒されて・・・早くお元気になられると良いですね~~(*^_^*)