思いっきり昭和の写真
日曜日、母の居る施設に行ってきました。本当の事を言うと母に会うのがうれしいかというとそうでもないのです。はっきり言って義務と責任・・・。そして、ほとんどの事を忘れてしまった母との時間をどう過ごしていいのか・・・とても考えます。今回は少しは昔の事を思いだしてくれるのかなぁと古いアルバムを持って行きました。娘も漢方の医院からの帰りに寄ってくれました。正直、母とふたりきりよりホッとします。ありがたいです。アルバムは娘がすごく興味をもってくれました、最近モノクロの写真が好きみたいです。下北沢のおもむきあるカフェに白黒写真ばかり撮っている写真家さんの展覧会に2度も行ってきたところです。なので、このアルバムの写真もいろいろ撮っていましたよ。気に入ったようでした。 母と私・・・私は10ヶ月位のようです。 てことは東京のどこかですね~ ↑これは博多時代ですよ。昔ってこういう風にじゃりが盛られている事が多かったんですがなんなんでしょうね~よく登って遊んでましたね。母は、娘がだれなのかわからなかったようでしたが・・・もしかしたら、息子のこともしょっちゅうくるお兄さん・・・位に思っていて自分の孫とは思ってないのかも・・・(笑)父の写真を指差して「誰だかわかる?」というと「わからない」と言ってました。ああ~ついに父が冥途から迎えに来る前忘れちゃいましたね~父の名前を言ったら「どこかで生きてるのかしら?」と言う始末・・・これには笑っちゃいました。わたしが「お酒を飲み過ぎて、早くなくなったのよ」と言うと「お酒飲めないのに、飲むようになっちゃったのよ」と母が言う(ちょっと思いだしたのかな?)ので娘は「本当はそうだったのかも、仕事とかのストレスで飲めないのに飲むようになっちゃったんじゃない?」というのでああ、そうだ父はお酒が好きというのではなく酔うために飲んでいたのだと思いだしました。母にとっては辛い事の方が多い父との結婚生活だったのかも・・・父がお酒を飲んだのも母に原因があったのかもしれない・・・まぁ多かれ少なかれ結婚生活って我慢ですからね~旦那さんの事は忘れてしまうおばあちゃんは多いですよ。そして私の祖母・・・母の母の写真を見ると、すぐにわかりましたね~。弟(私の伯父)の事もわかったみたい。父の妹の事はわからない・・・あまり好きじゃなかったのかも・・・(笑)このアルバム、久しぶりに見ましたが若い頃見た印象と違うように感じますね。より胸がキュンとしますね。ノスタルジーをより強く感じます。母がわかってくれたら、うれしかったかもしれないけど、、もういいんです。おだやかに暮らしてくれたら・・・娘も「おばあちゃん、元気でよかったよ~」と言ってました。 娘が、好きな写真家さんに下北沢のカフェでとってもらった写真。このカフェ、ビルが老朽化でもうすぐなくなってしまうようです。行ってみたいです。今、若い人の間でポラロイドカメラがチェキと呼ばれて人気らしいですね!