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カテゴリ:過去~今日~未来の思い出日記♪
toys family の LOCOCO です♪ さっきの続きです。 それはどうしてもおかしい出来事。 その日私達二人は友達の一人、その日初めて会った 友達の親友で関西に旅行に出かけることになっていた日だった。 後2人合流する予定の子達を拾いに 名古屋に向かっている時、道に迷い立ち寄ったコンビニで 前彼が突然男に声を掛けられた。 その様子を車の中で見ていた私。 初対面の子が「ケンカ?そろそろ行くかな。」と 車を降りようとした時、前彼と一緒に居た友達が 「探偵が来た!」と急いで戻って来た。 前彼の親の雇った探偵が二人近づいて来る。 「こちらまで親御さんも来られているので 一応親御さんのところまで連れていってきます。」 そう言って、私が前彼と声を掛ける前に 探偵は前彼を親の所に連れて行ってしまった。 思い出せばおかしなことがいくつかあった。 朝、洗濯物を取り入れる際に窓の外に ずっと停車している青いワゴンを見た。 友達の旧車をディーラーに置きに行く時に 前を走る友人の車が道を変えて急に車線を変更した時に 後ろの車2台が同じように車線を変更した。 そして、名古屋で道に迷ったときに 農道に入り込んでしまって行き止まりまで行ってしまった時 方向転換をしていると、「練馬」ナンバーの青いワゴンが 同じ道を入って来て方向転換した。 今思えば、それが探偵の車だったのだ。 探偵の顔も見覚えがあった。 立ち寄った高速のサービスエリアでタバコを吸う 私達の後ろの席に座った男二人。 私はそういう記憶力だけは人一倍かも知れないくらいにある。 勉強はダメだったけど・・・。 色々と思い起こせばおかしなことばかり。 きっと私の写真もどこかで撮られただろう。 盗聴もされていたのかも知れない。 これからどうなるのか分からず待たされている間 私はいろんな事を思い起こしたり、考えたりしていた。 かれこれ1時間程経ってから親と一緒に前彼が戻って来た。 でも、私達の所には探偵が戻って来た。 「親御さんもあなた達との関係が悪くなるようにではなく より良くなるようにこのようなことをされたので わかって頂けると思うのですが 今日はこのまま連れて帰ると親御さんが言ってらっしゃるので 理解して下さい。」と助手席に座る私に窓越しで言う。 「すみませんが、今までの出来事を踏まえて 私は私達の関係がこれから良くなる様に このようなことを親御さんがされたとは到底思えません。 これだけ関係のない人を巻き込んで わけのわからないまま友人も待たされたんですから 帰るのであれば、彼の意思を彼の言葉で 私達に伝えるべきではありませんか? 彼の意思で帰るのであれば文句はありません。」 と私は探偵に伝えた。 探偵も「それは確かにそうですね。少々お待ち下さい。」 と言って、本人の所に歩いて行って しばらくして本人が車から出てきた。 そしてこちらの戻すべきものか!といった感じで 親が私達の所に出てくる。 私は前彼の親と顔をあわせたのはその時が初めてだった。 口ごもる前彼の前に座り込み 母親も父親も前彼に向かって 「お姉ちゃんも心配してずっと待ってくれてるから あなたはお父さんとお母さんをこのまま二人で 帰らせたりはしないでしょう?」 「それが家族ってものなんだから」 「お父さんとお母さんは先に死んでしまうけど これから一生お前を助けてくれるのは お姉ちゃん達だけなんだぞ」・・・ と何度も何度も声を掛ける。 私はその時 どうやらこの人の親は、巻き込まれている他人は どうでも良い人なんだろうなぁ~と思った。 こんな出来事の後、このまま行かされる人の気持ちは まったく考えていなく、勝手に被害者意識を増幅させている。 そして精神バランスを崩していた時に 私が怪我をしたことを誰から聞いたのか 父親の方が私の腕を取り「どこを怪我したんだ!?」 と言ってきた。 口ごもっていた前彼が「それは関係ないでしょ!」と 父親の手を振り払った。 その後で前彼は一人離れた場所に歩いて行く。 もう目が違った。普段の優しい目じゃない。 精神病にでもなったようにイッタ目をしていた。 話すことも応答もしない。 「あの子は一人では何も出来ない子だから」 「親に心配だけさせて」私には一言も謝らない親。 「悪いことをしているわけじゃない。 誰かを傷つけたり犯罪を犯しているわけじゃないんですから もっと息子さんを信じてあげてはどうですか?」 と言ってみたけれど 「信じてますよ。」とだけ返してくる親。 「私も正直とても嫌な気分ですし、辛いです。」と言うと 「なんであんたが辛いんだ。親の私達の方がもっと辛い。」 と返してくる。 信じてないから23もの社会人を捕まえて 何も出来ないと断言している。 根底を見ようともしていない。 自分達の関係や成り立ちを見つめようともしない。 前彼を支えている様々な環境や たくさんの人との関係を認めようともしない。 自分のやっていることを振り返ることすらしない。 父親が「お前は家族を見捨てたりしないだろう。」 「このまま帰すわけないよな?」 「お前を助けてくれるのは家族とお姉ちゃん達だけなんだぞ」 と繰り返しながら何度も前彼の腕を取ろうとする。 だけどすり抜ける前彼の腕。 次第に前彼も父親の胸座をつかんだりしたけれど 「殴ってみろ!父親を殴るのか?!」 と声を掛けられて止めていた。 私の我慢の限界も近かった。 何せ友達を待たせているのだから。 私は無言の彼と少しだけ二人で話させて欲しいと言った。 親が少し距離を置いた後の前彼の目は優しくなった。 でも言葉は発しない。 きっとどうしたら良いのか分からなくなってるのだろうと思った。 でも、友達のことも考えると私はずっとこうしてはいられない。 だからここから立ち去ると伝えた。 前彼は言葉も発しなかったけれど 自分の意思を親に伝える機会を存分に活用して欲しいと 思う気持ちが私にはあった。 だけど結局彼は何もしなかった。 車に戻った時、友達は怒っていた。 「父親が謝りに来たけど あの二人は肉体関係は持ったのか?って 俺らに聞いてきたんだぜ?信じられる? そんなの他人に聞くことじゃないっしょ。 あの親、一発殴ってやりたいわ。」 そしてズルズル引きずられ車に乗せられる彼の姿が バックミラーに写った。 本人の意思など汲み取ろうともしない親の姿。 私の親はこんな親じゃなくて良かった・・・ ただそう思って見つめていたけれど 私はずっとその車に乗りつづけることも出来なくて そのまま近くの駅で降ろして欲しいと伝え 寂れた駅に降ろしてもらい そこからどう帰ったのか・・・千葉ではなく 実家の京都へと戻っていった。 京都の駅でタクシーに乗って 途中で5万近く入った財布を忘れてきたことに気付いた。 事情を話した運ちゃんが励ましてくれながら 実家ではタクシー代を借りて 財布を忘れたことに激怒した母に怒鳴られた。 「一緒じゃないん?!」と怒りながら聞かれた後 心に閉じ込めてた思いが湧き出て 母の前で久々に大泣きしながら直前までの出来事を話した。 それから1週間、私は京都に居た。 もうこっちに戻って来ようと思って バイト探しもしていた。 その頃、名古屋で一緒に巻き込まれた友達が 京都に会いに来てくれて このままだったらどうなるかと思って・・・と言いながら あいつにけじめを付けさせようと そのまま私を乗せて車は東京方面へと高速に乗った。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 30, 2005 10:12:54 AM
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