テンニンソウ
花とすれば、すんげ~地味だよな・・・テンニンソウ(湯治場に続く道路脇にて)男親と言うものは、とかく娘のお願いには弱いものである。 しかも当家の岬ちゃんは末娘と来たもんなんで、徒然オヤジは二つ返事で引き受けてしまう。 県民の森に連れて行って! 友達も誘っていい? 断る理由もないし、なんとかして連れて行くように算段してしまう・・・・ 娘を乗せて、娘の同級生の家へ。 その同級生(クマ子と便宜上しておこう)の妹(小1・・・小グマ子と便宜上しておこう)も一緒に連れて行くことになってしまった。 家には誰もいないので、小グマ子1人を家で留守番させておくわけにはいかないらしい。 後部座席に3人の女の子を乗せて、片道約20分ほどの県民の森へ向う。 山道はもうすっかりススキの穂が出ている。 クマ子が、車に酔い易いとのことから、ゆっくりとつづら折りを登っていく。 天気が思わしくなく、今にも雨が降り出しそうだったので、県民の森の管理棟で、アスレチックは可能かどうかを確認した。 娘達はそれが目当てでやってきたわけなので、できるとできないのでは全く来た意味が違ってくる。 午前中に少し山の方に雨があったらしく、廃材で作った遊具やそれに続く赤土の道が滑りやすくなっているので、できれば保護者がついててもらいたいとのことであったが、わしはわしで山野草の写真を撮る目的があった。 できれば、子供達だけで10数種類のアスレチックで遊んでもらい、わしを自由にしてもらいたかった。 「難しそうなところは、小1の小クマ子に合わせてやらないように!」 「滑りやすいところは十分に注意をするように!」 「3時になるか、雨が降ってきたら、途中でも管理棟に戻ってくるように!」と何度も何度も娘とクマ子に言い聞かせて、子供達でアスレチックに向わせた。 それは林の中、遊歩道のようなところに作られたものなので、ふもとの広場からは見ることはできない。 サワギキョウや白いホトトギスを撮影していた場所からは姿も形も見えない。 そのうちに小降りではあったが雨が降り始めて来た。 わしは心配になり、逆コースでアスレチックを登っていく。 丁度中間地点で彼女らとご対面したのだが・・・・・ もう、それだけでわしはヘトヘトであった。 子供は元気だ・・・・雨が降る中をできるだけ多くのアスレチックをこなそうとしていた。 クマ子も小クマ子も、初めて来たらしく、大変に楽しんでくれた様子であった。 ちなみにこの界隈・・・熊の目撃例は後を絶たない・・・・