One With Everything/Styx
前回のブログの藤ちゃんさんのコメントで、『ホワスネとデフレパのカップリングツアー、私が賛成かどうか』ってのがありました。私はデフレパも見たことがありますけども、あんまり好きではないのをライヴで実感した人ですので、デフレパ単独ならライヴには行きません。でも白蛇のついでに観れるのならちと嬉しいかも。白蛇が前座だったら寂しいですが。それよりも、私が気になるのはスティクスとREOスピードワゴンとホワスネが一緒、ってヤツですね。REOはあんまり好きではないんですが、STYXは大好きですから。でもWHITESNAKEとこの2バンドって合わないよねぇ、と私でさえ思います。そんな訳で、前から「発売が遅れた」と書いていたSTYXのDVDが、やっと3月26日に発売になり、入手いたしました。★One With Everything/Styx このDVDは2006年5月に、彼らがオーケストラと共演したライヴを収録したものです。普通、オーケストラとの共演と言えば「ロックは好きじゃないけどお仕事でやってます」、的なものも多いけれど、こちらは女性指揮者と10代のメンバーのみで構成されているので、楽しそうな所が良いです。人が多いと思ったら、オーケストラは115人、コーラスが56人だそうです。現在のSTYXは、フロントマンであったデニス・デヤングが不在で、gの二人、トミー・ショウとジェイムズ・ヤング(JY)が中心になっています。元々、「自分で作った曲は自分で歌う」システムのあったバンドなので、デニスがいなくても成立するわけですが、今作にはデニス単独作は全く収録されていません。ライナー・ノーツにも「マニアックな選曲」と書かれているように、何だか「裏ベスト」的な感じになっています。"Renagede"は好きだけれど、この曲で終わるなんて何だかなー、と思いましたが、前述した通り、STYXのTシャツ姿のオーケストラの子たちも楽しそうだし、分厚いコーラスも売りだった曲に大人数のコーラス隊もピッタリだし、keyのローレンス・ゴーワンの高速キーボード回しの炸裂するわでとっても楽しめます。せっかくなら、メドレーでちらっと演奏された"Lights"をフルコーラス聴きたかったです。ボーナスでは、ドラマーのトッド・ズッカーマンだけを写した映像がありました。マイク・ポートノイかと思ったけど、彼もバークリーに通ってたそうです。確かに変調の多いメドレーでのドラムはかなりの技術が必要でしょうね。で、デニスも、STYXの曲で、「オーケストラの共演」をやっちゃっているんですよ。【Aポイント+メール便送料無料】 Dennis DeYoung / Music Of Styx: Live With...こちらの方は"The Grand Illusion"で始まり、クラシックの名曲を散りばめながら、全米no.1になった"Babe"やら、「ドモアリガト、ミスター・ロボト」やらをプレイし、代表曲"Come Sail Away"で終わる、まさに王道な選曲です。デニスのハイトーンヴォイスは本当に変わらないですね。このアルバム、DVDが出てないのが残念なんですが、「トミー&JYサイド」と聴き比べてみるのも良いかも。