鶴岡八幡宮お参り編 その3 三の鳥居~鳥居のくぐり方は?のお話。
トライス:・・・ということで、今回も引き続き、特別編で鶴岡八幡宮のお話でも。 千里:現在ですが、鶴岡八幡宮へ参拝する途中の、小町通りを進んでおります。 トライス:・・・今度こそは、鶴岡八幡宮に行ってほしいもんだよね。 レム:それはさすがに大丈夫でしょ。これである程度見て(食べて)回ったから、今度はこのまま行けるんじゃない?・・・お、屋台がある! トライス/数希:レム、後にしろ~!! アトラ:レム様・・・。 翔:その後ですが・・・レムさんをトライスさんと数希さんが左右でがっちり固めて、何とか今は、鶴岡八幡宮の三の鳥居まで到着しました。 ※1 レム:いや~、きれいな青空だよね。それにしても、三の鳥居?じゃあ、ほかにも一の鳥居や二の鳥居があるのか? 千里:はい、その通りですね。今回の小町通りを進む道順では、赤く塗られた三の鳥居のみを通過する形となりますが、実際には鶴岡八幡宮に近いほうから順に、三の鳥居、二の鳥居、一の鳥居がそれぞれございます。 トライス:さてさて、(前回の特別編の江の島編では聞いていなかったんだけど、今回は)ダイスからの「チェック」が。それが、鳥居のくぐり方の作法。みんな、わかるかな?ちなみに、神様に失礼にならないように、まかり間違っても実演はしないでいいから。 レム:鳥居はフツーにくぐればいいんじゃないのか? 数希:まあ、それはそうなんだけどね。でも、ちょっとだけしきたりがあるんだ。混雑している場合には、そうすることをしにくいのかもしれないけど・・・。 レム:鳥居を足早に駆け抜けるんじゃなくて、ゆっくり歩けばいいんじゃないの? トライス:う~ん・・・多分ハズレ。じゃあ、千里から答えを。 千里:その前に、鳥居についてお話します。神様の住む領域と人間の住む領域との境界を区別する位置づけとして、鳥居があるとされています。鳥居の中は、神様の住む神聖な領域となり、この鳥居をくぐることで、人間はけがれを祓うことができるとされています。さて、鳥居のくぐり方です。これからお伺いさせていただく、という意味を込めて、軽く一礼をして鳥居の中央をさけて通ること、そして、鳥居の中央から遠いほうの足から先にくぐること、を覚えておいてくださいね。 レム:そうなんだな。でも、鳥居の中央をあえて避ける理由があるのか? 翔:鳥居の中央ですが、神様が通る道とされていますので、避けます。そして、諸説ございますが、鳥居をくぐるときに、お尻を向けないために、鳥居の中央から遠いほうの足から先にくぐることが礼儀とされています。このほか、帽子などのかぶるものがある場合も、くぐる際にはとりましょうね。 数希:そして、その後の参道についても補足だね。鳥居をくぐった後も、参道の中央は「正中」といって神様の通り道にあたるから、中央を避けて歩こうね。ちなみに、参道は左側を歩く方が基本かな。・・・もっとも、正月三が日は参拝客が特に多いから、このようには行かないわけだけどね。 レム:いろいろと細かいんだな~! トライス:まあ、一般の家にお邪魔する時も案外そういったもんだけどね。インターホンも鳴らさずに、いきなり土足のままヅカヅカ家の中に入ったりはしないんだよね。・・・少なくとも日本では。もちろん、外国ではその限りではないかもしれないけど。 数希:だからこそ、外国の人にも、日本のしきたりに従ってもらえるといいんだけどね。 レム:お、それ知ってるぞ!確か、「郷に入りては郷ひろみに従え」ってことわざがあったよね。 トライス:・・・郷ひろみに従ってどうする!そんなことわざはないから。それを言うなら、「郷に入りては郷に従え」だ! アトラ:なお、似たような意味のことわざとして、「When in Rome, do as the Romans do.(ローマにいるときにはローマ人がする通りになさい。)」や「Every country has its law.(どこの国にもそれぞれの法がある。)」がありますね。 数希:さすがは、アトラだね。さてさて、みんなくぐったかな?結構先にではあるけど、鶴岡八幡宮が小さく見えているよね。 ※2 レム:本当に、人が多いよね~!どれくらい待つんだろうね。 トライス:流れるスピードにもよるけど、長いと数時間待ちかな。今さら焦ったって仕方がないし、のんびり行こうか。 【さてさて、鶴岡八幡宮の三の鳥居をくぐったところで、ここから先は、「その4」でお会いしましょ~!】