遠い日の女性たちを思う
ああ・・ 遠いあの時代、万葉の頃は、女は待つことしかできなかったのですね移動の手段もままらず、瞬時に想いを伝える方法もなく人々は時間と手間を惜しまず、一生懸命に想いを積み上げていたのでしょう羨ましいと言えば、羨ましい メール一通で恋が始まり、終わる今の時代なのですから・・わたしも今・・お手紙を書き続けた日をお返事を待ち続けた日のことを懐かしく思ったりします交換日記の楽しかったこと思い出します何冊もの日記を焼いた日のことそれはお互いの結婚が決まった秋の事でした何も残らないことがとても幸せだったりするのですね思い出は多すぎるのは思い出は楽しすぎるのはかえってつらい時もある・・そんな風に思う浅き春の夜手先が冷たくなる寒い書斎でキーボードをたたきます