フォトリーディングは魔法ではない
私は2001年にフォトリーディングを知り、2002年に講座を受講し、その後、インストラクターになりました。当時は、受講者のほとんどは経営者の方で、私のようなビジネス経験の浅い者がこんな高額講座に参加して良いのだろうかと不安になったものです。ですが、すっかり日本社会の様相は変わりました。最近は、非常に若い方の受講が増えています。マスメディアの報道などの影響で、フォトリーディングが一般化している証拠であり、嬉しい面もありますが、一方で、誤解も発生しているのでは、というのが、インストラクターとしての不安です。フォトリーディングは魔法の読書法ではなく、非常に地に足のついた読書法です。ですが、安易な報道に煽られて、魔法のように簡単に本が読めてしまうのでは、と期待して、受講なさる方もたまに出てきました。冷静に考えれば、そのようなことはあるはずがありません。ですが、なぜかしら、そういう期待を抱いてしまうのでしょう。このような方は、結局そうでないことを理解すると戸惑います。魔法がないことを知り、失望すると、何も学べないと思ってしまいます。ですが、もともと魔法などあるはずがありません。ですが、魔法がなくても学べることはたくさんあるのです。ですので、本気で読書力を高めたいと考えている方、そのために努力しようと思える方、さまざまなものから、学びを吸い取り、自分のものにしようと思う方にこそフォトリーディングを学んでもらいたいと思います。このような気持ちを持っている方には、フォトリーディングは人生を変えるほどの素晴らしいヒントになるでしょうが、依存心が強く、魔法の杖を手軽に手に入れたいと思う人には、何の意味もないものになるかもしれません。フォトリーディングの講座には、資格試験を目指す方が多くいらっしゃいます。フォトリーディングで簡単に資格を取っちゃおうかな~、というのも悪くはないのですが、そんなに甘くはないことを、あらかじめ知っておいてください。ただ、甘くはないけれど、きっと役に立つこともあるはずです。魔法のツールがあれば、どうにかなるということではなくて、ツールを使いこなし、使いきるくらいの覚悟とやる気があれば、ちゃんと価値があるものになります。自分の人生を真剣に考えて、そのヒントを得たいと考える人は是非、講座に来てください。