☆綾戸智絵のコンサート☆
綾戸智絵のコンサートに行ってきた。場所は文京シビックホール。老若男女、女性グループから熟年夫婦まで驚くほど幅広い客層!!!コンサートの開始と同時に、会場は真っ暗になり、舞台にあるピアノとその前に座る彼女だけが照らされる。そして、彼女のピアノの音色が会場を包んだ。登場シーンはなんともかっこいい☆ブラウン管で見られるおもしろおばちゃんの影はなく、しびれるようなハスキーボイスと軽やかなピアノの音色で、私は一気に夢心地♪しかし、彼女の魅力はご存知の通り、歌だけではない。そう、芸人顔負けの「べしゃり」。コンサート経験が少ない私は普通を知らないが、彼女のMCは異様に多くて長い!(方だと思う)1曲歌い終わるたびにMC。また1曲歌い始める前にMC。とにかくMCそしてまたMC。歌っている時間と同じくらいかそれ以上。この関西弁の軽快なMCがまた最高。たとえば、2曲目が終わった後、会場に入ってきた男性客が前の方に歩いてくるのを見て一言。「そんなに遅れてきて、まさか一番前の席に座るんちゃうやろな~」彼は申し訳なさそうに(?)堂々と(?)一番前の席に座った。そして、彼女は彼のためにすでに歌い終えていたジャズの名曲「テネシー・ワルツ」をもう一度歌ってあげたのだ。(その前にさんざんからんでいたが。。。)彼女のトークは客と対話しながら進めていく。だから、一緒に楽しんでいるという気にさせる。彼女は音楽を作るのは「視聴者」だという。名曲を作るのも「視聴者」。だから、このコンサートの雰囲気を作るのも「視聴者」。そして、生きているからこそコンサートで同じ時間を過ごせるのだし、音楽も楽しめるのだと言う。小柄で華奢な彼女から何かすごい力を感じた。彼女は生きていて、私たちも生きているのだと。まだ行った事がない方には是非一度いってもらいたい。素晴らしい音楽だけじゃやなく、楽しいひとときと、強力なパワーが得られること間違いなし。コンサート後には、ジャンルをとわず、名曲といわれる音楽をもっともっと聞きたいと思った私でした。お勧めがあれば是非お教えくださいな♪