カテゴリ:北タイへ行こう!
さて、4年振りのチェンマイ。今回は約2週間の滞在なので、それなりにゆっくりできそうだ。
チェンマイは高地だから涼しいとよく言うが、ワタシにはとてつもなく暑い。休暇とはいえ今回は色々テーマを持って来ているのだが、こう暑くてはなかなか手につくものもつかない。 滞在期間中の気温は33度から36度ってところだが、これで涼しいといっている人間はどういう感覚を持っているのだ!? ヨメっこ「ジェーンさん」の実家は、チェンマイ中心部から約30分ほど離れた田園地帯の中にある。 周辺には伝統的な傘の工房があったりするが、それ以外にはなんにもない。 実家の庭先では、マンゴー(バムアン)やジャックフルーツ(バヌン)が成っていて、コドモたちは大喜び! そこで静かに書物を読んだり今後の計画を練るつもりが、終日うちのコだけでなく、近所のガキどもがひっきりなしに家の中をうろちょろしてて落ち着かん! プライベート空間って感覚はタイの田舎のひとたちにはないのか!? 早朝まだ布団の中でだらだらしてるときに、いきなり向かいの家のコドモが寝室にまで乱入してきてびっくり!! 朝の比較的涼しいうちに作業しておこうと庭先のテラスで書物を広げていても、近所のおばあが入れ替わり立ち替わりやって来ては居座ってダベリングに興じている。 こちとらはコトバの通じねえ気難しいガイジンって顔で澄ましているのだが、こいつら外国人を全く恐れないんだよね。 おめーナニジンだ?何歳だ?ここに住むのか?・・・などとネイティブスピードで話してくるので、こっちはなかなか疲れる。 配達に来たおねーさんがジェーンさんと立ち話を始めるが、1時間以上経ってもまだ話している。 あんた仕事中だろうよ。 勤勉クソ真面目な日本人からは信じられん勤務態度だが、まあそれがタイのスタイルなのだろう。 協力会社で2年間タイ人とデスクを並べて仕事してたときも、タイ人どもは常にだらだらモノを食ったり世間話しながら仕事しているのにイラついてたものだが、タイ人からすればイラついてる日本人の方が異常なんだろうね。 まあそんなわけで、今回はチェンマイの中でも田舎で過ごす時間が多いってこともあり、「チェンマイ弁」を勉強してきた。 基本的に「標準語」はもちろん通じるし、向こうも気をつかって標準語で話してくれるのだが、チェンマイ人同士が話している内容があまり理解できなかった。 今回少しだが勉強していったおかげで、現地人同士の会話でわかる部分が増えたのは収穫であった。 以下、頻出フレーズだけちょいと紹介するが、声調についてはめんどいので言及しない。ちゃんと勉強したい方は自分で本など買って調べてくらはい! まず、「わたし(ポム/ディチャン)」から違っていて、「ハオ」といっている。「わたしの家」は「バーンハオ」である。 「何?(アライ)」は、「アニャン」という。勉強した本には「アヤン」と書いてあったが、何度聞いてもアニャンとしか聞こえない。これはかなりの頻度で使える。 「いいえ(マイチャイ)」は、「バチャイ」である。本では「ボーチャイ」とあったが、やはり何度聞いてもバチャイである。否定を表す「マイ」が「ボー」になるのが基本のようだが、ボーチャイが訛ってバチャイになるってことか。 「すみません(コートート)」は、「スマートゥ」で、これもかなり使えるフレーズだ。英語で言う「Excuse me」の感覚で使える。 料理をご馳走になったときなど「とてもおいしいっす(アロイチンチン)」と言いたいときは、「ラムテーテー」で、これも利用シーンが明快なので使いやすい。 「どういたしまして(マイペンライ)」は、「ボーペンヤン」というようだが、現地人同士でも標準語の「マイペンライ」を使っていたケースが多かった。ワタシが「ボーペンヤン・カップ」というと、みんな面白がっていたが、ナチュラルな表現なのかどうかは不明。 あとは、同じ単語でも発音の一部が微妙に訛っていたり、読みは同じでも声調が違っていたりするケースが非常に多く、チェンマイ弁をちゃんとマスターするのは結構大変そうである。 ただ、こちらが話す分には標準語で十分なので、頻出フレーズや、訛り方の原則(「マ」が「バ」に訛る/「ルー」が「フー」に訛るなど)をある程度知っておけば、現地人同士の会話が少しずつでも理解できるようになってくる。 まあワタシのバアイは、チェンマイ弁以前に「タイ標準語」をもっと勉強せんといかんのですが(汗)、現地の方々と親近感を深める意味では、ちょこっとでもチェンマイ弁をかましてあげると「おもしろいガイジンやね」ぐらいは思ってもらえるのではないかな? (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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