カテゴリ:北タイへ行こう!
さて、前回はチェンマイ市内および近辺のお寺の「仏像」の写真を集めてみたが、並べてみると思ったより楽しく、新たな発見とか興味を見つけることができた。
それに味をしめて、元々ネタとしては想定してなかったのだが、「仏塔(チェディ)」を並べてみるとどんなもんだろう? 試しに今回の訪問で撮ったチェディの写真に、いくつか過去のコレクションも含めて並べてみると、これがまた思ったより楽しい!! 仏塔とは元々の起源はお釈迦様の遺骨(仏舎利)を納めた塔だが、さすがに二千年以上前に亡くなられた方の遺骨が、世界じゅうの寺院に行き渡るほど残存しているワケはない。詳しくは知らないが、宝物や経文、王族・高僧などの遺骨などが納められているらしい。 いずれにしても、お寺においては本尊が祀られた本堂と匹敵する重要な建築物である。 「ワット・チェディルアン」「ワット・チェットヨート」「ワット・クータオ」は、いずれも仏塔の特徴をそのままお寺の名前として冠しているものだ。 建築様式や時代ごとの特徴についてはそれなりに情報が得られたが、そんな付け焼刃の知識をここで開示しても意味ないんで、シンプルに「チェディって意外とバラエティに富んでて深いね~」ぐらいで・・・。 ワット・ドイステープ チェンマイのシンボルといってよい黄金色のチェディ。 スコタイから持込まれたという仏舎利が納められている。 チェンマイ市街を見下ろす山の中腹にあり、市内からも遠くこのチェディが輝いているのを望むことができる。 タイ人にも人気の高い寺で、毎年春先に麓から歩いて参拝する行事があるのだが、大変な人出らしい。 ワット・プラタート・ハリプンチャイ(隣町のランプーンにある) 全体的な構造が上のドイステープと酷似しているので、写真を見ていつも間違ってしまう。 比べてみるとそれなりに違いはわかるが、パッと見せられてどちらかを見分けることができれば、相当のマニアか?? ワット・チェディルアン 仏像を安置する方形の祠堂の上部に仏塔があるという、二層構造になっている。 昔は高さ80mという規格外の高さの仏塔だったが、1545年の大地震で上部が崩壊してしまった。現在見られるのは基部の祠堂に当たる部分かな? ワット・スアンドーク ラーンナー王朝の歴代王族の遺骨を納めた白色のチェディが数多く並ぶ。 現在修復工事中で、大仏塔の黄金色がまばゆいほどである。 ワット・チェットヨート お釈迦様が悟りを開いたインド・ブッダガヤにある大菩提寺の仏塔をモデルに建造されたものらしい。 ワット・ドイサケット ワット・パンタオ これは毎年新年に作り上げる「砂の仏塔」。 ソンクラーンには各地で「砂の塔」を作る慣習があるらしい。 バンコクの水掛けにうんざりという方は、地方で砂の塔作りに参加してみては? ワット・ウモーン ワット・クータオ ちょっと珍しい瓢箪形の仏塔。 ワット・チャームテウィー(ランプーン) 多層式になっていて、側面に合計60体の仏像が納められている。 ワット・ブッパーラーム 特に研究しなくても、タイを訪ねてチェディの偉容を見て「タイに来たんだ~」と実感される方は多いかと思う。 ほんの少しであるが調べてみると非常に楽しく、新しい発見がいっぱいあった。次回にタイに行くのが早くも待ち遠しくなってきた。 (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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