カテゴリ:北タイへ行こう!
タイのお寺ってキンキラキンの豪華絢爛なものが多いですが、京都人のTui☆さんは「ワビサビ」の雰囲気が感じられるお寺を見つけるとうれしくなってしまいます。
前回の「ワット・ウモーン」につづき、今回もキンキラキンでない渋めのお寺を紹介しましょう。 お堀に囲まれたチェンマイ旧市街の外、すぐ北側に「ワット・ロークモーリー」というお寺があります。 ガイド本などではあまり紹介されないお寺ですが、立地のよさもあって、いつも観光客で賑わっています。 正面にヤック(鬼)がガッツのある顔で立っておられますが、失礼ながらちょっとコミカルな表情ではあります。 仏塔(チェディ)というとお寺の中にある建物ということになるかと思いますが、旧市街周辺では、古い仏塔だけが放置されているものが各所で見られます。地元のひとがお花を供えたりはしているようですが、文化財として管理されているかも怪しいところですし、地図には仏塔があることすら記述されていません。 その中でひときわ立派なものが、16世紀に王族の遺骨を納めるためにできた「ワット・ロークモーリー」の仏塔でした。 現在放置されている他の多くの仏塔も同じ様式のものなので、大体時期も建造目的も近いものがあったのでしょう。 当時の王国にとって重要な位置づけにあるお寺だったようですが、その後荒廃して仏塔のみが放置され、現在の形で「お寺」として復興整備されたのは2001年以降のことのようです。 本堂は仏塔にあわせてラーンナー様式になっていますが、渋~いカンジでホントよい雰囲気のお寺です。 とはいえ、ご本尊はやはりキンキラキン。 目線がちょっと怖いですね。 本堂内部の装飾は非常に美しく、レリーフのひとつひとつを鑑賞しているだけで、アッという間に時間が過ぎ去っていきます。 上記仏塔の前にエジプトのオベリスクのようなものが対で立っていますが、そうした現代のアーティストによるアイディアも随所に盛り込まれているようです。 あと、出た! タイ得意の「電動おみくじマシーン」! ご丁寧に「誕生曜日」ごとに一機ずつ用意されています。 結構どこにでもあるおみくじマシーンですが、コレを使っているひと見たことないのですが・・・ 仏塔の周囲には、有名寺院の仏塔レプリカがずらりと並んでいて、仏塔の様式研究など、ここに来ればじっくりとできることでしょう。 仏塔マニアは、ワット・ロークモーリーへ急げ!! おもしろいところでは、タイ版「地獄絵巻」を発見!! 罪を犯してひとを不幸にした連中は、死後こういう仕打ちを受けることになるのです。 みなさん、日々善行に励みましょう・・・ 余談ですが、バイクで所用の際に思いついて本寺に立ち寄ったのですが、あとで見たらお寺のすぐ先で警察が「ねずみ取り」をしているではないですか!! うっかり免許証を忘れてたので、お寺の裏口から抜けて検問を避けました。 参拝していなかったら検挙されてるところ・・・ このお寺、すごいご利益あるやん!!!(驚) にほんブログ村 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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