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ことこと@チェンマイ! タイ移住ドキュメント&北タイ通信♪

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2014年10月08日
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カテゴリ:北タイへ行こう!
ワタシが今潜伏しているチェンマイ南郊の「アジト」の近く、といってもピン川の対岸なんで行くのはそれなりに時間かかるんですが、かなり大規模な「遺跡群」があるんです。

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チェンマイは現在は「タイ王国」の中に併合されてますが、昔は「ラーンナー・タイ王国」という独立国の首都でした。王城があった場所が、お堀に囲まれた「旧市街」ですね。

しかし、メンラーイ王という方が最初にラーンナーの首都としたのが、今回紹介する「ウィアン・クム・カーム」だったんですよ。

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1294年のことでしたが、しかしこの地は低地でピン川の氾濫など洪水にたびたび見舞われ、こりゃかなわんと、メンラーイ王はわずか「2年後」にチェンマイに遷都しちゃったのです。

その後もウィアン・クム・カームはラーンナーの一都市としては栄えたようで、現在見られる遺跡群の多くは15~17世紀ぐらいの建造物らしいです。

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しかしその後は、ピン川の流れていた場所が変わってしまうほど大規模な水害が繰り返され、都市ごと泥の中に埋もれてしまい、数百年間はその「存在すら」忘れられてしまったそうです。

「伝説上の都市」みたいな扱いだったようですね。

それが1980年代に当時の遺物が発見され、「本当にあったんだ!!」と大騒ぎになり、ようやく発掘作業が始まったようです。

現在もかなり広い範囲に遺跡が点在していますが、まだほとんどが「発掘途上」ということ。

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ここまで「オキマリ」の説明を書いてみましたが、これだけ読むと「歴史ロマン」に満ちた観光スポットとして脚光を浴びてもよさそうなもんですが、いやー、いつ行ってもほとんど観光客も地元のひともおらず、単なる「郊外の辺鄙な町」ってカンジなんすよねー。

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いつか本ブログで、タイ人って古い史跡とか建造物を遺すことにあまり価値を見出さないんじゃないかって仮説を立てましたが、そういうことなのかな?

ウィアン・クム・カームの中で多少なりともひとが集まっているのは、単なる遺跡だけでなく、しっかり本堂やらが整備された「お寺」として復興しているところだけ。
ピン川沿いの通りから見れる美しい仏塔が印象的な「ワット・チェディ・リアム」には中国人の団体さんがワイワイ楽しそうでした。

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チェンマイにはどこにでも掃いて捨てて燃やしたくなるほど沢山いる「欧米人(ファラン)」なんか、汚ならしいバックパッカーがひとりぐらいは居てもよさそうなもんですが、今日もひとりも見かけませんでした。

観光庁、サボってるんとちゃうか!?
しっかりプロモーションすれば、すんごい魅力的なスポットなのに、もったいないあるよ。

この地まで来るのは不便ですが、案内所で自転車など借りて回れば1~2時間程度で主要なところは周れてしまいます。
ほとんど同じようなカンジの遺跡ですんで、よほどのマニアでもなければ全部の遺跡を制覇する必要はないでしょう。

世界遺産アユタヤほどのインパクトはないですが、ほんとのんびりと郊外を散歩するような感覚で遺跡を見て回れます。
ある意味、とてもチェンマイらしい観光スポットだと思いますよ。



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最終更新日  2014年10月09日 02時55分23秒
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