カテゴリ:北タイへ行こう!
しばらくチェンマイのお寺やら名店の紹介をサボってしまいました。こちらもボチボチ続けねば・・・ですね。
観光客の方にはあまり知られていないと思うんですが、旧市街の南側チェンマイ門から空港方面に向かう「ウアラーイ通り」を進みますと、「牛の祠」があります。そこから見えてる銀細工で装飾された「門」を入ると「ワット・ムーンサーン」というお寺があります。 チェンマイを散歩されるとき、フリーペーパー「ちゃ~お」掲載のMAPを参照される方が多いと思います。各種ガイド本や無料で配布されている地図は多数ありますが、ちゃ~おのMAPが「最も便利」というのは異論をはさむ方は少ないと思います。しかし今回紹介のワット・ムーンサーンの位置はちょびっとですが間違ってるんですよね~。ちゃ~おを見て行かれる方、「牛の祠から見えてる門」ですよ~。 実はこのお寺、前々から紹介しようと思ってたんですが、2月に日本から訪ねてくださった「Lamyai_daengさん」がチェンマイ市内を周られるというので、マニアック&ディープな場所はないかと思案してこのお寺をオススメしてみました。んで、紹介はLamyaiさんに任しちゃおうと。すると、期待通りすばらしい訪問記事を書いてくれました~♪ ってわけで、ワット・ムーンサーンの詳細はLamyaiさんの「ワット・ムーンサーンと旧日本軍 チェンマイ日帰り旅[10] 」を見てね~、ばっははーい♪♪ ・・・・・ というのはあまりにも不真面目なので、ワタシなりの見解も書いておきましょう。ついでに(笑) まずここを訪れる動機は、境内にある日本軍の「野戦病院跡」および「日本人戦没者慰霊碑」でしょう。 野戦病院跡は貴重な「資料館」となっているようですが、残念ながら通常は公開しておらず、ワタシが訪れたときも鍵が閉まっていました。しかしネットで検索すると「頼めば開けてくれた」という報告もありますので、行かれる方はぜひトライしてみてください。 折角そういうスポットがあるのに、このお寺は参拝客も観光客もまばらで、実にまったりとした雰囲気です。本堂も修理作業してて入れなかったし。 おっ、こちらにも「クルーバー・シーウィチャイ」の像が建っていますね。 恐らくこのお寺も長らく荒廃していたのをシーウィチャイ僧が再興したんでしょうね。同じお姿の立像はチェンマイ周辺の各所で見つけることができます。 仏塔の前に鎮座している「神獣」が銜えているのは、生前の行いがよろしくなかった輩でしょうか。にゃかにゃかグロテスクです。みなさんもこの惨めな姿を心に留めて日々善行に励みましょう。 さて、野戦病院跡の資料館が見れなくても、この寺にはしっかり「見どころ」が用意されてるんです! 残念ながらLamyaiさんは見逃してしまったようですが、野戦病院跡の向かって左側にある「仏堂」がそれです。 ほんの小さなお堂ですが、外側の銀細工の装飾だけで満足してはいけません。 中に入ると精緻かつ美麗な銀細工の芸術品がギッシリ!! ギンギラなんですけど、単色モノクロームの芸術はどこか「ワビサビ」が感じられていいですね。 ひとつひとつの作品に没入している間に時が経つのを忘れてしまいます。 話の順序が逆になりましたが、サタデーマーケットで知られる「ウアラーイ通り」は伝統的な銀工芸の町です。 今は若者がプラスチック製の水鉄砲で無遠慮に水を撒きまくるソンクラーンの水掛けも、昔は「銀の桶」を使って水を慎ましやかに掛け合う「神聖なお祭り」だったそうです。 こういうお寺で伝統工芸の美しさに感銘を受けるだけでなく、「古き佳きタイ」は自分たちでも守っていきたいものですね。 「銀の桶」は今でもその辺の雑貨屋で手に入ります。アルミ製ですけど。来年のソンクラーンは「銀色の桶」で祈りを込めて水掛けをすることにしましょう。 にほんブログ村 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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