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カテゴリ:演劇・映画
数日前、演劇集団キャラメルボックスから、9月の公演「僕の大好きなペリクリーズ」のお知らせ葉書が届いた。
あ~あ、観たかったな~~。 なんで今からもう過去形で諦めているかというと、6月に出産したばかりなので、とてもじゃないけど観に行ける状況ではないからだ。 母乳育児で、都心まで電車に乗っている時間だけで1時間以上かかる場所に住んでいては、いくらなんでもちょっと無理だ。 ペリクリーズは、20年近く前に、玉川大学の学生さん達の舞台を観たことがある。当時、玉大の通信教育課程に席を置いていたのだが、夏のスクーリング開講式のイベントの一つとして、公演が行われたのだった。 学生といっても、演劇を専攻している人達だから、レベルは決して低くない。 しかも、演出は宮本亜門だった。 当時は未だ、世間的には無名だったと思う。この一年後くらいから、色々と騒がれて、コーヒーのCM等に出始めたのではなかったか。 とても面白く楽しい時間を過ごさせて貰い、加えて名前が名前なだけに記憶にしっかり残っていたものだから、有名になってTVに出るようになったときには凄くびっくりしたっけな。 パンフレットには、ペリクリーズは本当にシェイクスピアが書いたのか疑問視する声もあると解説してあったが、誰が創作したにせよ、波瀾万丈な展開と、最後は大団円で終わる解りやすいストーリーが、私としてはとてもツボはまりな作品だった。台詞も、三大悲劇などの有名な作品のように難解ではなく、とても軽快で、場面によってはげらげら笑いながら観たものだ。 もちろん、宮本氏の力も大きかったと思うけど。 このペリクリーズを、成井氏がどんな風に料理するのか……とても興味深々だ。元々、壮大で涙も笑いも盛りだくさんなストーリーに、「僕の大好きな」とタイトルに加えたくらい、成井さんの独自色が加わるという……一体、どんな舞台になるんだろう?! 想像しただけで、わくわくする。 あぁ…本当に、観に行けないことが、悔しくて仕方がない。 観に行ける人達を、心底羨ましく思う。 もちろんDVDになったら絶対に購入するつもりだが、やはり舞台の感動は、観客席にいて、その場の空気を感じてこそ、味わえるものだから。 初めから映像で観た場合、私は私に向かって吹いてくる風が無いことが、どうにももどかしくて仕方がなく、観客席の笑いや涙についていけないことに、哀しくなってしまうのだ。 願わくば、いつの日か再演されることがありますように………。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年07月16日 11時33分33秒
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