父から娘へのプレゼント
離れて暮らす娘への誕生日プレゼントが決まらないと夫が数日前から困っていたので 週末見てあげるからとの約束どおり朝からネットを立ち上げて ストールやアクセサリーの小物を物色し、手配した。あたしの誕生日に贈り物がなくなったのは いつからだっけ?なのに娘のは ちゃんと用意するってどういうこと?!とぶちぶち言いながらも そんなに心底イヤってほどじゃないのはきっと彼女たちに直接会う機会が持てた後 あたしの気持ちに余裕が出たせいだろう。良い子たちなのだ。基本的に。性善説の立場にたつあたしはそう考える。夫の嫌いな青じそが入っていないかと 用意したちらし寿司をチェックされ「さすが」と言われたことだって こわ~とおののきながらも 笑い話に出来る。敵じゃない。彼女たちが敵対心剥き出しにしてこなかったとかそういう立場上のことだけでなくあたしは あたしに自信を持てたというか。それは大きかった。そう つまり 彼女たちはまだ 敵に値しない。オンナとしても。人間としても。それはともかく 困り果てた夫は「娘」「父」「プレゼント」「誕生日」などのキーワードで検索したらしい。そしたら 父から高校生の娘へのプレゼントに下着を贈りたいのだが・・・という相談がやたら出てきたらしくて 驚いたという。どんな下着を贈りたいというのか。世のお父さんたちよ。