611348 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

南トルコ・アンタルヤの12ヶ月*** 地中海は今日も青し

南トルコ・アンタルヤの12ヶ月*** 地中海は今日も青し

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

お気に入りブログ

コメント新着

gama@ Re:超簡単!ドライ・バジル作り(07/30) 今日初めてここを見つけ端から読んでいる…
東京のぐーまま@ 通学カバン・・・から1ヶ月がたちました。 こんにちは。東京在住のアザラシ娘と二人…
アサコサル@ ど派手なんすね~ デニズリで近所のコドモ達にエイゴを教え…
cloe97@ Re:通学カバン。今年の流行は、コレだ!★2006(08/30) きゃーー!派手だぁ!!!やっぱりドイツ…
turkuvaz@ Re[2]:ふむふむ(08/30) みあるさん 大事なもの忘れてました!…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2006/08/29
XML
テーマ:海外生活(7774)




追悼と平和の願いのために掲げられたトルコ国旗@時計塔



真夏の焼け付く太陽と青い空の下ではためくトルコ国旗。
歓喜と祝祭のためのものではなく、追悼と祈りのために掲げられたものである。

街を行き交う人々の動きは、いつもと同じようでいて、どこかぎこちなく見える。
抑制された声で会話しあう親子。地元の人間の目撃談に耳を傾ける通行人。
爆発音の静まった後の、奇妙な沈黙と静寂。
警察官の多さと、進入禁止のテープが、その場所を一目瞭然に示していた。

復旧作業は急ピッチで進められていた。
瓦礫や割れたガラス片は、夜を徹して行われた清掃作業によってほとんどその場から姿を消していたし、バイクなどの炎上した跡は何処にも見出せなかった。
何台も横付けされたガラス業者のトラックと、取り付けを急ぐガラス職人たちの姿が、一刻も早い復旧への希望を表していた。

ベレディイェ(区)は、いち早く新しい看板を掲げ、その下に大きなトルコ国旗を吊り下げた。
歩道の上には、ある政党によって行われた抗議行動の名残である、赤いカーネーションが残されていた。

プロテストとしての赤いカーネーション



****


マルマリス、イスタンブール、そしてアンタルヤと続いた連続爆発事件により、再び観光業への大打撃が懸念されている。
一部の海外メディアでは、トルコへの渡航自粛を勧める論調が幅を利かせているらしい。

最近トルコ国内では、この手の事件に関するニュースそのものを小さく扱おうとうする報道自粛傾向がさらに強まった。
テレビ・ニュースでは、トップの扱いではない。新聞は全国紙の1面にではなく、5面、6面あたりに小さく掲載するのみ。地方版および地元テレビ局にいたっては、完全無視。まるで事件そのものが発生しなかったかのような錯覚さえ覚える。

トルコ国内および地元の観光業へのダメージ回避、観光客および住民のパニック回避、業界への遠慮、・・・などいろいろな理由が考えられるだろうが、詳細情報をまっ先に知る権利のある国民や地元民のもとに情報は届かず、国際通信社を経由していち早く海外に詳細情報が流れる構造は、決して望ましいものではない。
海外では一層不安が掻き立てられ、当の国内では常習化して一層危機感が弱まっているように見えるのは、気のせいだろうか。




いつも応援ありがとうございます。
同様の事件が引き続き起こされないこと、
他の都市へ引き継がれないことを祈ります。


人気ブログランキング・バナー人気blogランキングへ

 






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006/08/30 07:14:16 PM


プロフィール

turkuvaz

turkuvaz

カテゴリ

フリーページ

●アンタルヤ移住記


始まりはいつも突然


海さえあれば


子供のこと


なにゆえにアンタルヤ


●アンタルヤの12ヶ月


∬9月―頭の痛い季節(1)月謝高騰


 (2)学校探し


 (3)相談


 (4)対決


 (5)待ち合わせ


 (6)学校巡り


 (7)休息


 (8)父兄懇談会


 (9)続・父兄懇談会


 (10)続々・父兄懇談会


 (11)続・続々・父兄懇談会


 (12)学校探し、再び


 (13)助言


 (14)その後―上の娘


 (15)その後―下の娘


∬10月―天国と地獄のあいだには(1)


 (2)一抹の不安


 (3)予感的中


 (4)楽園の風景


 (5)待ち受けていたもの


 (6)嫁の立場


 (7)アンタルヤへの帰還


 (8)心尽くし


 (9)家族の集い


 (10)天国への階段


∬11月―キノコ奮戦記(1)いざ松茸! 


 (2)キノコとの格闘


 (3)またしても空振り


 (4)キノコ恋しや


∬12月―チョルバの誘惑(1)


 (2)タヴック&メルジメッキ・チョルバス


 (3)イェシル・チョルバス、そして


 (4)チョルバへの誘い


∬1月―白い悪夢


∬2月―銀色の休日(1)予定変更


 (2)ダルヤンへ出発


 (3)ホテル探し


 (4)夕食での椿事


 (5)カウノスの遺跡


 (6)舟下り


●私の旅の案内役


●ヒッタイトの足跡を訪ねる旅―第1回


(1)目指すはベイシェヒル湖


(2)ファスルラル村への道


(3)ガイド少年


(4)教師の家


(5)湖畔の夕暮れ


(6)鯉料理


(7)聖なる泉


(8)湖水に浮かぶ


(9)湖畔のドライブ


(10)夢の跡


(11)帰路


(12)新たなる旅路


●ヒッタイトの足跡を訪ねる旅―第2回


(1)ムワタリ王のレリーフ


(2)カラタシュ野外博物館


(3)イェセメック野外博物館


●半日ガイド体験記(1)音信不通


(2)すれ違い


(3)再会


(4)苦肉の策


(5)最初の仕事


(6)日曜パザール見学


(7)車内ガイディング


(8)我が家訪問


(9)和食ピクニック


(10)最後の仕事



© Rakuten Group, Inc.
X