日本語力が養われる英語長文和訳
英語長文和訳をチェックするとき和訳を読むだけでその和訳が正しいか正しく無いかがわかります。日本語として意味が通じない文であればその文は正しく和訳されていないことになります。当然、和訳はしていますが意味はわかっていませんから読み進むうちに文脈がつかめなくなり頭の中が真っ白になってしまうことはどの高校生も経験していることだと思います。 例えば次の和訳は全統センター模試で全国偏差値67レベルの高校2年生が送ってきた和訳です。 「生徒は人間でなく犬だったが盲目の人々をどのように先導するか教えた。」 なんだか解ったような解んないような文章です。 この文には3つの文があるのですが2番目の文の主語が無いために何のことか解らなくなっているのです。 英文はこうなっています。 The pupils were not humans,but dogs who were taught how to lead people who were blind. つまり「盲目の人々をどう導くかを教えられる」のは犬たちであり、were taughtと受動態になっているのにそのように訳していないことも主語が解らなくなる要因になっています。 それから、上の生徒さんの和訳は明らかに主語と述語がねじれていることからもおかしいことに気がつかなければなりません。和訳は「生徒は~教えた。」という文ですが生徒は教えるのではなく、教えられるものです。 このように、英語が解るということは正しい日本語が解るということと同じ意味なのです。 英語長文和訳の通信添削指導をしています。現在4月からの生徒さんを募集しています。 高校1年生、2年生、各1名ずつ。申し込み締め切りは3月26日です。 詳細は私書箱にてお問い合わせください。