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夏目漱石の作品の中で、最も好きなのが、‘こころ’である。
読んだのは、学生時代以来だったが、 少しも古さは感じられず、新鮮だった。
恋は罪悪ですよ そうして、神聖なものですよ 先生のこの矛盾した言葉が、恋というものを見事に表している。
先生が若かりし頃、恋敵が現れたとき、 その友人Kに対し、
精神的に向上心の無いものは、馬鹿だ
と言って冷酷にKを突放したのには、恋の残酷さが表れている。
先生という人間に魅了された学生である「私」の目を通して、先生が描かれる前半。
そして、後半では、「私」に宛てられた先生の遺書で、 いよいよ先生の苦悩が告白される。
信じていたものに裏切られ、人間不信に陥っていた先生が、 恋に落ちて、卑怯にも友人を裏切る側に回る。
しかしその事で、罪悪感に苛まれ、 生涯孤独を通した先生に人間味が感じられるのだ。
再び、久びさの更新 October 14, 2007 コメント(6)
‘海’ 小川洋子 June 17, 2007
‘卒業’ 重松 清 May 19, 2007 コメント(3)
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