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カテゴリ:読書
初めて読んだ作家の作品である。 繊細な心理描写と、非現実的な世界が交錯する不思議な作品だ。 凍りのくじら 藤子・F・不二雄をこよなく愛する、有名カメラマンの父・芦沢光は、 末期癌に冒され、ある日突然失踪した。 それから、五年・・・ 残された母も、癌になり余命2年と宣告されてから、その期限が近づいていた。 毀れそうな2人きりの家族をたったひとりで支えてきた高校生・理帆子の前に、 一人の青年・別所あきらが顕れる。 別所は高校の先輩だったが、新聞部の彼は、 突然彼女に写真のモデルになってほしいと頼みにきたのだ。 理帆子はすぐに断るが、彼と交流していくうちに 彼の優しさが孤独だった理帆子の心を少しずつ癒していく・・・ しかし、元彼の若尾が理帆子にしつこく付きまとい、とんでもない展開に! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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