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カテゴリ:読書
ドラマ化もされた東野圭吾の代表作だ。
長い作品だが、ぐいぐい引き込まれ、一気に読みきった。 読後は、なんともやりきれない暗い気持ちになった。 救いがなく、悲しみだけが残る・・・ 雪穂と桐原の小学生時代に起きた、殺人事件とガス中毒死事件。 結局事件の真相は謎に包まれたまま、年月が過ぎていく。 2人は誰に知られることもなく、様々な凶行を重ねていく。 人間に絶望し、心の奥底から冷え切ってしまった2人は、 白夜を生きていくしかない・・・ 最後まで2人が接っするところは一切描かれないまま、悲劇的な幕切れを迎える。 定年してもなお、20年来事件を追い続けた刑事・ササガキのため息が、 耳元に聞えてきそうだ・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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