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カテゴリ:読書
何せ、題名が滑稽だ。
最初、ホルモン焼きの話かと思った。 でも、ホルモンとは全く関係の無い「ホルモー」の話である。 ホルモーとは何ぞや・・・?! 舞台は、京都。 二浪して入った京大の学生生活が始まろうとしている安倍。 葵祭りの帰り道に配られた、サークル勧誘のビラ。 そのサークルとは、京大青竜会。 まるでどこかの組のような、センスを疑う命名である。 また、何をするサークルなのかもよくわからない。 わからないまま足を運んだ、京大青竜会の新入生歓迎のコンパ。 その日から、安倍の学生生活は変わる。 ホルモーに関わるサークルが、京都の他の大学にもあった。 京産玄武組、立命館白虎隊、龍谷フェニックス。 どのサークルにも3年生が10人しかおらず、1年生の新入会員もきっかり10人。 新入生は、入っても長らくの間、何のサークルだかよくわからないでいる。 しかし、徐々に信じがたいホルモーの正体が明かされていく・・・。 「ホルモーーーーーーー!!」という断末魔の叫びを想像すると、 切ないながらも、思わず笑ってしまう。 京都の街に馴染みの深い人や、京都のキャンパスに思い出のある人は、 郷愁に浸ることだろう。 とにかく、私にとってこの本は 「ホルモーーーーーー!」の一声に尽きるなぁ・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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