再び、久びさの更新
なんと、まあ、前回の日記から約2ヶ月が経ってしまいました。ひと夏の間には、それはもう、いろんなことがあったのですけどねぇ・・・読書もほとんど進んでいませんが、2ヶ月の間に読んだ本を挙げると・・・きみの友達 重松 清 わかってはいるんだけど、またやられました! 最後に泣けてきちゃうんですねぇ。池袋ウェストゲートパーク 石田衣良このシリーズが好きな人の気持ち、何となくわかります。苦くて歯がゆくて、甘い青春です!名もなき毒 宮部みゆき何ともうまいタイトルです。ブラフマンの埋葬 小川洋子ブラフマンという動物は、架空なのでしょうが、読んでいると、その姿が見えてくるのが不思議です。使命と魂のリミット 東野圭吾医師の倫理、使命感、そして人間の良心、いろいろ考えさせられる作品でした。片想い 東野圭吾性同一障害と一言で言うけれども、そのように一括りにされている人々の思いや考え方は、複雑で様々だということがよくわかりました。手紙 東野圭吾殺人を犯した兄を持つ弟の過酷な運命が、切々と語られています。一生かかっても降ろせない十字架を背負うことが、これほどまでに人間を追いつめるとは・・・照柿 高村薫うだるような暑い夏に起きた複数の事件が絡み合い・・・。どうしようもない暑さにうんざりする人々の苛立ちや焦燥感、思い起こされる不安な過去が実にリアルに描写されており、脱帽です。〔新釈〕走れメロス 森見登美彦いくつかの有名な短篇(‘山月記’や‘藪の中’‘桜の森の満開の下’など)のパロディです。京都が舞台。表題の‘走れメロス’は、あまりにもあほらしくて、笑えます。家日和 奥田英郎短篇小説。倦怠期を迎えた夫婦、ネットオークションにはまる妻、突然リストラされた夫、夢ばかり追い計画性の無い夫を支えるイラストレーターの妻、などなどの気持ちが面白おかしく語られており、うん、わかるわかる、って、ついうなずいてしまいました。ナイチンゲールの沈黙 海堂尊‘チームバチスタの栄光’の続編的作品。個人的には、‘チームバチスタ―’の方が、緊迫感とリアリティがあって面白かったかなぁ・・・もう読んでから大分経ってしまった作品が多いので、記憶も定かでなく、細かく感想を述べることができませんでした。ごめんなさい!また、気が向いたら更新しますので、どうかこりずにお立ち寄りください。