Go love 行きて愛せ!
ようこそ、お越し下さいました。私の誕生を主催した天子が言った。喜びによって創られた小さな生き物よ行きて愛せ、この地球上になに一つ助けるものがなくても (原文)The Angel that presided o'er my birthSaid "Little creature, form'd of Joy & Mirth,"Go love without the help of any Thing on Earth."ウィリアム ブレイク [1757-1827]ある本を読んでいて、その中に出てきたブレイクの詩です。ご存知の方も多いでしょうね。以前から知っていたこの詩でしたが、さして気にも留めていなかった。しかし、ここ1カ月位前から、この詩が頭から離れないでいます。Go love 行きて愛せ!この意味を、今になって胆に入ったという事か。ウィリアム ブレイクは、イギリスの彫刻家でもある詩人だ。あの「霊界日記」の著作で知られるスェーデンボルグの影響を大きく受けた事もあってか、その詩は幻想的で、精神性の高い詩を残しています。私訳3次元での肉体を持っての誕生を手伝ってくれた天子が言った。両親の愛と喜びによって創られし肉体に転生した小さな赤ちゃんよ、さあ、行って皆を愛しなさい。たとえ、この地球上に混沌と闇、矛盾が溢れていても。この詩は、まさに統合意識を示唆していますね。人間の転生の仕組みは、両親の愛によって妊娠という形で生命が誕生します。その段階では、まだ魂は不在とされています。中生(ちゅうう)という4次元で転生を待機している魂が、その赤ちゃんになりたいという選択と強い縁があって、妊娠3~6か月位か、その赤ちゃんに魂が宿されると言われています。ブレイクの詩を深く触れると、その赤ちゃんに宿った魂は、高次元の存在だったのです。その者は、大いなる使命を携えて、敢えて3次元の肉体に宿る選択をしました。その使命は宇宙の真理である統合意識からの“愛”を顕現することに他なりません。地球上はいたって厳しい状況だけど、行って「ひかり」を流しなさいと・・・・・これは、私達ライトワーカー?に投げかけられたメッセージに思えます。Go love 行きて愛せ!じゃあ、何をするのか。多くの人が尊敬していた、マザーテレサのような、我が身を貧困の中に投じ、その中で身を持って愛を顕現されたそういう素晴らしい生き方もあります。でも、私達には何も特別な社会奉仕的な事をしろというのではないと思う。統合意識からの“愛”は、「優しい愛」もあれば、「厳しい愛」もあります。創造主の愛は、地震や火災で家が失われ、人命を失うという事も貧困すらも“愛”なのです。広大無辺で3次元レベルでは到底推し量れる事の出来ない統合意識からの愛。でも、我々レベルで言えば、「一切を受け入れる愛」なのかな。「行きて」というのは、どこかに出向いてという事ではない。この世に生を受けて、という事。高次元から地球に降りて、という事。出会う人の生き方考え方を受け入れ、何物をも否定せず受け入れ、怒りなんかあろうはずも無く、批判せず、出会う状況に愚痴や文句を言わず、いかなる場面でもご機嫌でいられる、これがGo love 行きて愛せ!ということだと思われます。只、これを完ぺきにこなす事は限りなく、今は難しい。と思うでしょう?私の場合は、離島という限られた地域だからかもしれませんが、結構うまくやれています。自分の外部に現れる現実と言われているものは、自身の内面の投影です。自身の発する波動が高いと、粗雑な荒い波動と引き合わない為、目の前に展開されないのです。自分が何かを心から否定したとします。それは、存在するものを拒否するという事。天は、どんな表現も許します。存在するという事は、天に許されているから。心からの否定は、その存在を許さないという事。それは、とても荒い波動です。そこに、宇宙の真理である因果律の法則が作動し、次から次と嫌な事が起こります。自身が受け入れ、許し、否定する心が洗い流されるまで。頭で理解しているだけではいけませんね。日々、刹那刹那で表現しなくてはね。それが、Go love 行きて愛せ!ということだと思います。このような詩が200年前に書かれていたのです。ちょっと、驚きですね。心当たりのある方、いらっしゃるでしょう、この赤ちゃん!「私の事だ!」なんて思っている方、そうです、あなたです。今はまだ、地球の荒い波動に呑みこまれていて、スイッチが入っていない人も、あなたかもしれませんよ。頭で解っていても落ち込む時心がささくれ立った時、この詩の中の“Go love 行きて愛せ!”を自分に言ってみるといいかもしれません。