野沢温泉から木曽路へ
ようこそ、お越しくださいました。 随分とブログのアップをさぼっておりました。 11月の旅先からのアップ以来です。 旅は、あれからも温泉巡りを楽しんでいました。 長野市周辺から白馬村へ、そして新潟県妙高の池の平温泉、そして野沢温泉へ。 野沢温泉は10を超える共同浴場があり、無料で楽しめます。 でも、入口に賽銭箱のようなものが設置されていて、数百円の寸志を入れさせていただきます。 地元の方や観光客の為に地元の有志が管理して下さっている。 有難いことですね。 野沢温泉の共同浴場の湯の温度は割と高く、熱くて入れない所もあります。 まあオフシーズンだったせいか入浴客はほとんどいなかったので、適当に水を入れて入ったけど、薄めすぎちゃあいけないと思い、我慢できる温度で水を止め、息を止めて入りました。共同浴場の大湯足湯にある張り紙。これって、やった人がいたんですね。 あっちこっちの湯を楽しみ、一週間くらい滞在していたか。 温泉郷の中央付近に無料の駐車場があって、そこに車を止めて湯めぐりを楽しみます。 ここは、車中泊禁止という看板が入口にある。 過去に、こうせざるを得ないようなことがあったのでしょう。 後の為に、最低限のマナーは守りたいもの。 ということで、宿泊は野沢温泉から車で10分程度の「道の駅 千曲川」。 ここのレストランの食事もうまかったな。 産直の売り場では、今が旬なのか野沢菜と山芋が毎日大量に売られておりました。 安くて新鮮なので、ついつい買いたくなってしまうのですが、荷物が増えるのは困りものなので、そこはぐっと我慢。 スーパーマーケットが隣接していて、キャンカーでの自炊の買い物もできます。 ここで、あんまりのんびりし過ぎていると、これからの予定もありますので、重い腰を上げました。 野沢温泉から、例年訪れている旧中山道へ。 奈良井宿、妻籠塾、馬籠塾とまるで江戸時代にタイムスリップしたような道を歩きます。 好きなんですよ、この道が。 錦秋の中を歩きます。 後、どれくらい、あと何年、あと何歳まで歩けるか、旅ができるか。 足腰だけは、しっかりと鍛えておきたい。 幸い私は歩く、走るが好きな方なので、今はそこそこ自信はあるけど。 昔から、文武両道とはよく言ったもの。 文は知識を増やすことのみならず、その中から「精神性」を高めることと思う。 武は運動で体を鍛え、地震も天が作りたもうた自然の一部として、生かされている天に、周りの一切に感謝しながら生を楽しむという「神性」を高めることに思われる。 こうして考えると、私の「旅」の意義とは何か。 以前は、旅とは「自分探し」だと思ってた。 俺は何のために生まれたのか、どこに向かって生きているのか、否どこに行きたいのか、・・・ でも66歳にして、「自分探し」は一段落した感ありで、で、どうなの? 今思えることは、「感謝探し」と言ったらいいのかな。 ややもすると、自分一人で生きてきたかのような考えが無意識にこみあげてきてしまう事がある。 そんな自分に、「ガツーン」と鉄杭をぶちかまして原点に立ち返るきっかけを作ってくれるのが「旅」かもしれません。 「旅」は、非日常の極みです。 日常から大きく隔たりを持たせて、己を見つめることの美しさに身を浸すことができる事に心から感謝しております。 今朝は大寒波のせいか、予報ではー6度らしい。 でも、島はそれより4度くらい温かです。 今の室温は、薪ストーブのせいで18度。 これまた有難いことです。