小学校のプール指導
子どもの通う学校では、公立の中では、おそらく日本の中でもといっていいぐらい、高いレベルの目標を掲げた水泳指導がされているんじゃないかと思う。学校というか、ここの市自体が、昔から水泳に力を入れている。大正時代から近代的なプールが完成されていたという記録があるぐらい。他府県から転校してきた子は、スイミングを習っていない限りなかなかついていけないという話をよく聞く。子どもが持って帰ってきたプリントに記載されている水泳の指導目標。1年生・・・水を怖がらずに沈んだりして水遊びができる2年生・・・浮いて進むことができる3年生・・・平泳ぎらしい形で20m以上泳ぐことができる 面かぶりクロールで10m以上泳ぐことができる4年生・・・平泳ぎ50m以上、クロールで15m以上泳ぐことができる5年生・・・平泳ぎで200m以上、クロールで25m以上泳ぐことができる6年生・・・伸びのあるフォームで平泳ぎで200m以上、力強い手のかきでクロール50m以上泳ぐことができる読んで驚いた。200mって!でも、確かに。私は、ここの市の高校に通っていたのだが、私はかなづち。高校のプールの時間、泳げない私は隣の子に「私泳げない~(-"-)」って言うと、その子は「私も泳げない」と。ホッと安心していたら、その子の言う泳げないは、長距離が泳げないってことらしく、私の”泳げない”とレベルが全く違っていた。その子曰く、「だって、臨海学校の遠泳で1km泳げなかったもん」って!!!”おい!本気で言ってます?からかってんの?”って思ったわ。1km泳げないから、”泳げない”って。そんな感覚ある????なんて、ウソのようなほんとの話をしたぐらいだもん。通っていた高校は、ここの市の小中学校を卒業した子が多く、泳げること前提の水泳の授業だった。私は、水泳に特に力を入れていない他市出身なのと、子どもの頃心臓病だった為、小学生の頃はプールは見学が多かったこともあって、しっかりと指導を受けたことがなかったから、満足に泳げない。そんな私にとって、ひたすら泳ぐだけの高校のプールの授業は苦痛だった~。雨よ降れ降れ、雨よ降れ~と雨乞いしてたっけ。ここの市では、6年生の臨海学校で1kgの遠泳をするみたいで、それは今も昔も変わってない。それに向けて子ども達は、小学校の6年間でみっちり水泳指導を受ける。だから、水泳が始まるのも早い。隣の市なんかは、6月下旬に始まるって言ってるけど、ここの市は6月に入ったら即行始まる。まだ水泳には寒いのに。夏休みの水泳も、お盆休み以外はみっちりあって、学年ごとにきちんと分けられて授業と変わらない指導を受ける。私が子どもだった頃は、夏休みのプールっていうと、「プール開放」って言ってた名の通り、通うことが必須じゃなく行くのも自由だったし、内容的にも自由時間がたっぷりあったけれど、ここの市では、この夏休みのプールに通わなければ遅れをとっちゃう。去年は、長女は、耳鼻科からドクターストップがかかって夏休みは半分以上お休みしちゃったけど、今年は毎日行かせないと!プールが苦手分野になると高校まで夏が来る度辛い思いするからね~。