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Blue Sky Complex

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2006.12.31
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晩楽しい時間をすごし、いい気分でブログを長々と書いて更新したところ、メンテ中だったらしく、全部消えてしまった。やれやれである。なんだか眠りにつけなくて5:00過ぎにようやく就寝。

9:30ごろ目が覚め、準備をして11:30には大倉登山口に到着。塔の岳を目指して歩き始める。近所に住んでいると、思いついたときにすぐに登れるのが便利なところだ。

歩いていると風も無く、陽光は温かで気持ちいい。寒暖計によると気温は10度を下回っているらしいが、歩いていると昨日買ったアウトラストの下着一枚で十分だった。登山道の日のあたっていない部分には、正午過ぎだというのに5cmくらいの霜柱が残っている。

霜柱

二回ほど休憩し、14:15ごろに花立小屋前でおにぎりを食べる。北側は晴れているが、富士山の方には結構雲があって、日没が見られるかどうかすこし心配になった。

花立小屋

15:00には塔の岳頂上に到着。上の方が晴れているようだった。とりあえず三脚を立てて写真を数枚撮った。

尊仏山荘
(尊仏山荘前)

西側
(山頂から富士山を見る。レンズが汚れている)

中に入り、ビールを飲んでチェックイン。「チェックインよりビールが先なのね」とヒゲさん(山荘の主)につっこまれる。何度も利用しているけれど泊まるのは初めてだし、まあいいじゃない。

ザックを寝室に上げて、休憩室で道中知り合った人たちと話して日没まで時間をつぶすことにした。ヒゲさんいわく、今年の大晦日の利用客は少ないとのことだった。そのおかげで布団も一人で一枚を使うことができて一安心。話していると大倉尾根のボッカで有名なH山さんが入ってきた。今回で2101回目で2006年は420回だか登ったらしい。あいかわらず短パンだった。雪の中でも短パン掃いていたし、ひょっとするとあれしか持ってないのかもしれない。

そろそろ日没とのことなので表に出ることに。オーバーパンツを履いて、昨日買ったインナーダウンをアウターシェルの下に着て準備は万端。自転車用の指きりグローブをはめて体温が奪われないようにする。

山頂には50人くらいいただろうか?結局雲は晴れずに、2006年の日没はまあまあといったところ。

06サンセット

あっという間に沈みきる。
終了

山荘に戻って夕食。大晦日でもカレーは変わらないらしい。一杯だけおかわりして終了。外に夜景を撮りに行った。下界はすこし雲がかかっているようで、あんまりクリアに見えない。見上げれば月がかなり明るくて星はそんなに見えないが、おかげで夜でも富士山が見えた。

こんばんは神奈川県です
(相模湾。左奥の方が三浦半島。その前の小さい点は江ノ島の灯台)

月光に照らされる夜の富士山
(105秒開けるとこんなに白くなる。星も少し流れて、曳光弾のような飛行機の航跡が見える)

風はそんなに無いが山頂は零度近い。バッテリも結構減ってしまったので中に戻った。戻るとすでに酒盛りが始まっていた。なにせ大晦日である。僕もフラスコにつめて持ってきた上善如水を飲みながら、適当に話に加わわらせてもらった。関東はもちろんだが、新潟や岐阜から来ている方もいて驚く。大晦日のリピーターも結構多いみたいだ。

いろいろ飲み食いさせてもらい、最後の方は山荘のほうからビールもただでもらい、マグカップいっぱいくらいのウィスキーをもらった。ちょっと早いけれどカマボコやダシマキなんかをもらって食べた。柿ピーしかなくてスンマセン。

気持ちよくなったところで外にトイレに行くと、寒さでどんどん酔いが覚めてくる。だいぶ星が見えていたので、三脚を取りに戻り、写真をとろうとしたところで、今年最大の悲劇が起きた。あと三時間もすれば来年になるというのに・・・。

事件のあらましは、こうだ。(いや、たいした事件じゃないんですけど)三脚にカメラをセットして、三脚の脚を足を伸ばさずに傍らに立てておいておき、カメラバッグからレリーズを取り出そうとしたところで、風にあおられて三脚が倒れたのである。

ペキっという音がしたので恐る恐るカメラをチェックしてみると、レンズにつけていたプロテクトフィルタにヒビが入っていた。しかも締め込みのネジがゆがんでいるらしく、レンズから外すことができなくなってしまった。あんまりテンションをかけてフィルタをはずそうとして、レンズの方が壊れてしまうのも怖いので、あきらめることにした。ただでさえ寒さで覚めかかっていたのに、加速度的に酔いが覚め、それととともに激しい後悔が襲ってきた。なんであの時でやめにしておかなかったんだろう…。

気を取り直して、とりあえずオートフォーカスや何やかやを試してみたところ、普通に動いたのでレンズとカメラの方は無事のようだった。でも有償修理だろうなあ・・・しかし夜中の山頂で、ひとりでなにをやっているのだろうか?「客観的に見て、俺は怪しい」と思った。

すごすごと山荘に引き返し、マグカップいっぱいぶんのウィスキを飲み干していると、「お兄さんひとり?」と誘ってくれる人がいたが、ぶっきらぼうに答えて、寝室に上がった。アウターとダウンを脱いで布団をかぶり、激しい後悔に苛まれていたが、疲れがどどっと出てきて22:00ごろ就寝。





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Last updated  2007.01.03 02:38:07
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