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2007.01.04
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カテゴリ:日日是好日
正月休みも今日で終わり。先月から延び延びになっていた免許の更新に最寄の警察署へ行った。更新案内の葉書だけ持参していったら、写真代が1800円といわれたので、戦術的撤退を余儀なくされた。幸い近所にスピード写真機があったのでさっそく中に入ると、正面のディスプレイには「故障中」の文字が浮かんでいる・・・陰謀か!?

大昔の記憶を頼りに道路をわたってしばらく歩くと、もう一台スピード写真機を発見。こっちのは故障していないようで一安心。さっきの故障していたヤツもこいつも、たぶん免許更新の利用者だけでばっちり稼いでいるのだろう。こういう「二俣川的な」商売のやり方が大嫌いだが、1800円という値段を見せ付けられると、スピード写真の700円という価格設定が安く思えてしまうから不思議だ。椅子の高さを調節し、数年に一度しかしない、まじめな顔をしてフラッシュを浴びる。プリントされて出てくるのを待ち、再び警察署に出頭。

それにしてもコンデジで撮った証明写真一枚に1800円取るって、ちょっとすごい経済感覚だと思う。50人も撮れば最新機種のデジタル一眼レフが買えてしまう料金だ。別にプロカメラマンが取るわけではなく、交通安全協会の受付の中年女性がポチっとシャッターを押すだけだ。プリントだって3x2cmくらいの大きさにしかならない。

ハンディプリンタと安いコンデジを買って、警察署の前で証明写真サーヴィスでもしようかと思ってしまった。300円くらいで雨の日も風の日もやり続けたら、なんとか食っていけるくらいは稼げる気がする。「にーさん、うちらに断らずに商売されると困るんだよねえ」って感じのナイスミドルたちが現れたら、そのまま警察署に駆け込めばいいわけだし。・・・いや、ひょっとすると助けてくれないかもしれないけれど。


さて、受付を済ませて、ビデオ講習。僕はちょうど免許更新の直前に二輪免許を取ったりしていたので、期限切れでの更新は二回目だ。記憶によれば、前回講習ビデオ見たのは7年位前だったと思う。そのときのビデオは昭和臭いドラマ仕立てでとっても面白かった。「ヤスオ」みたいな感じの名前の主人公が二輪の右直事故で死んでしまい、葬式で両親がうなだれているというシーンから始まって、場面は事故当日へと戻される。事故の様子が再現されて、ナレーションが事故の原因をあれこれと話していくというステレオタイプなビデオだった。たしか母親役の人が「ヤスオ!ヤスオ!ヤスオォー!」みたいに泣き叫んでいて、それが信じられないくらいの大根で、とても面白かった。

というような面白さを期待して行ったのだが、今日のもなかなかすごかった。片山右京が危険予測や運転中の携帯電話使用の危険などを紹介していく構成になっていて、番組の最後の方ではハイドロプレーニングなどを素人に体験させたりする内容になっていた。

僕が見たのは途中からだった。運転暦三年という23歳の女性に危険への対処方法として、ABSが作動するまでフルブレーキングをさせたり、グリップを失ったときのためのカウンターステアの当て方なんかをナビ席に乗った右京が指導するという構成だった。女性がうまくできないと、ちょっとキレ気味の右京が「それじゃ、余計にスピンしちゃうでしょ。今のは悪い見本ね」などと言うのである。最終的にそれなりに急制動ができるようになった女性を右京は褒めるのだが、これが恐ろしいくらい棒読みで、目が怒っているのである。たぶんカットされた部分では、いろいろあったのであろう。

このあと右京が総括を行って番組は終わってしまい、同室の女性二人と「まだ10分ちょっとしか見てないけど、もう終わりなんですかねえ」と話していると、ビデオがまた最初から始まった。たぶんVHS3倍で同じ番組を何度も録画してあるのだろう。F1のサーキット走行の映像に合わせての右京の人物紹介というオープニングが終わると、場面は変わって、アイヴィー・ファッションみたいのに身を包んだ右京(エンドロールには「衣装協力」もきちんと出る)が、街中でオープンカーを運転してやってくるところから本編が始まる。いちいち面白い。

運転中の携帯電話やカーナビの使用の危険について、例を挙げてやっているところまでは良かった。だが、運転での疲労に関するところで、右京の登山仲間の九里氏という人が登場するのである。同氏はビーパルなんかのアウトドア雑誌に寄稿していて、チベット高原を自転車で横断したり、チョーオユーに登ったりしている冒険家(笑)である。きちんと人物紹介のところにも「冒険家」というテロップが出る。

氏の言いたいことは、要約すれば、(おそらく)「疲れたら安全なところで休め」ということなのだが、それを説明するのに「登山では登るときよりも、疲労の溜まっている下山時の方が危険で、なんでもないところで思わぬ事故に遭う云々」というような長々とした説明をするのである。しかも、わざわざ登山をするときのようなヤッケ(フェニックス製)を着て出てくるので、おそらく、ここから見た人は、何のビデオか分からないんじゃないだろうか。

「いろいろ『冒険』している僕ですが、運転での『冒険』はしませんよ。はっはっはっは!」とまでは言っていなかったけれど、ノリとしてはそんな感じだった。右京一人で十分な気もするのだけれど…。


もう少し見ていたかったのだが、このへんで受付の人に呼ばれたのでビデオルームを出る。これ以上見ていたら、笑い出してしまうかもしれないし、さっさと警察署を後にした。隣にある交通安全協会に再び行き、郵送手続き(900円!)をして更新の手続きをすべて終えた。窓口を一本化してくれればなあ…と思うのは僕だけだろうか。

自動車と自動二輪。どちらとも一歩間違えば人を殺してしまうし、不運が重なれば自分も死んでしまう。免許の一部は金色になったけれど、立派な殺人機械操縦許可証だ。右京のおもしろ講習を思い出して、「冒険」しないように気をつけたいものだ。

まあ、忘れるんだろうけれど。

脇見運転





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Last updated  2007.01.04 23:12:43
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