久しぶりのマンデークラブ
【7月17日 月曜日】 メルマガを書くのに、ネタ探していて、興味深い統計を見つけました。 ソペクサさんのメルマガにあったその先にあったものです。 世界の葡萄ワインの統計が発表されていたのです。スペイン語でpdf形式ですが、ご興味のある方はこちらへどうぞ。 そこで注目すべきは、というか、私が驚いたのは中国でした。-----------------世界のぶどう栽培面積中国 487千ha 世界5位(6.1%)世界のぶどう生産量中国 5,600,000千kg 世界5位(8.5%)世界のワイン生産量中国 1,200,000千l 世界7位(4.33%)世界のワイン消費中国 1,300,000千l 世界6位(5.5%)-----------------葡萄生産量からワイン生産量を見ると生食用の葡萄の生産が多いことがよく分かります。フランスは6,778,500千kgに対して5,050,000千l だからその比率と比べてもらえば分かるでしょ?消費から見れば単純に引き算しても中国は100,000千l約1100万ケースも?輸入してることになるのです。中国が如何に世界ワインマーケットから注目されているかが分かりますね。何せその需要のお陰で、ボルドーのプリムール価格が2005は2000年の三倍と言われているのですから。・・・なんだか桁を間違えてないよね??向こうの発表では-----------------3. PRODUCCION MUNDIAL DE VINOCHINA 12 000 4,33%(en miles de hl)4. CONSUMO GLOBAL DE VINOCHINA 13 000 5,50%(miles de ha)-----------------となっているのです。最終行の(miles de ha)は(en miles de hl)のミスプリだと思うのですが。。。そんなんで、私のメルマガにご興味のある方は是非、オンリストしてくださいませ。 さて前置きが長くなってしまった(^^; マンデークラブ休日と言うこともあって、スタートがそれぞれでズレてしまい、焦点が定まらないのです。 それでも、ブラインドが始まったりしています。 ピノ・ノワールでした。オーストラリアと南アフリカです。この2本を飲んで、どこの産地かというのです。 難しいブラインドになったと思いました。ピノ・ノワールはその品種の特性から、とてもその地を分かりやすく表現してくれます。極端な話ですが、道一本隔てた畑でも、同じ畑でも造り手によって、表情を変えてきます。 なのに、オージーと南アでは分からなくなっているのです。オージーはその味わいの幅が広く特定がしにくく、南アは基本的に経験値自体が低いからです。 ただ言える事は、ピノ・ノワールという葡萄品種はまだまだ、世界的にも魅力を出してくる可能性を存分に持った品種です。 えっ? 結果ですか? なかなか当る物ではございません。また当てるとそれはおかしいです(^^; ★[2001] カロン・セギュール 真ん中が抜ける抜けるとの声が、土ごぼうとピーマンの狭間を行ったり来たり、果実味の加減も、土に由来の香りも適度、やたらロースト香が目立つ。 でも、カロン・セギュールだからとの期待のなかに皆さん失望が隠せない。 もうすべて終わり、よい覚ましタイムに突入あたりで、グラスに残ったワインを、後片付けしながら飲んでいたら、カロンに当たった(^o^) その時には艶やかな本当に満月のようなカロンが、グラスの中で佇んでいた。 大き目のグラスでゆったりとワインを、くゆらせてやると、もっと早い時間にそれは楽しめたのかも知れません。 グレープフルーツの超上質なクエン酸、そして超上質のミネラルから来る苦味。ナッティ、梨のコンポート、蜂蜜。白い花に涼やかなアカシアを思い。溶け入りそうなオーキーさがさらに複雑な螺旋の中に引き込んでゆく。つかず離れず、良好な距離感は、ロッククライミングに体の均衡を保つには、岩から体を離しているほうがいいような、緊張感を伴う。ピンと張った糸のようでいて、切れる心配のないたおやかさを見せる。 SB40%、Se60%、砂岩質な土壌に見せるミネラルを多く含んだ土地の高級ワイン。 この先10年は軽く熟成に耐えるだろう。 白が飲みたいとのリクエストに応えてくれた一本でした。 勿論ブラインドです。 それでも、大変なワインが開いたとすぐに理解が出来た。☆[1999] ピュリニー・モンラッシェ 1er クラヴァイヨン / ドメーヌ・ルフレーヴ シャルドネかぁ~ 私のブラインド能力などその程度のものです(^^;← ただ、ここのマダムが言っていた。 「ピュリニー・モンラッシェは地下水があって、ミネラルが豊富な土地なのよ。」それが如実に現れていた。 もう少し詳しくを知りたいかは、こちらをご覧くださいね。 O次郎さんの解説によれば丁度ビオディナミを始めた年だそうです。 そんな事を思いながら、やはりここまでミネラリティをこの村で表現できるのは、やはりこの生産者ならではの事だろうと感心しました。 飲み足りない私は二週間前に空けたままで残っていた、☆ブーヴレ・セック ラ・ディレタンテ[2003] カトリーヌ・ブレトンを飲み始めました。 普通に美味しい。なぜ開けて二週間も経過しているのに、普通に飲めるのか、考えている余裕は残っていませんが。。。酔っているから。 なんの抵抗感もなく、美味しい。喜んで飲んでいると私を指して「何を飲んでも美味しいと言うから、信用ならない」と冷やかされる。確かにそうかも知れない、何を飲んでも「美味しい」と言っているかも。 だってワインだもの。 それじゃ~駄目なんだろうな~~~~人気blogランキング信用ならないワインの話かも知れません(^^;あたるも八卦あたらぬも八卦。ワインは大らかに飲みたいですね。