沖の小島による津波対策について・・・の話。
ごく最近・・・津波対策の防波堤とか、そんな話題も、言われていたでしょ~。 凄く巨大な防波堤を作ると、景観が悪い、とか・・・ 第一、コンクリートの耐久性もあるから、メンテナンス自体も、大変そうだし~。 そんなことから・・・浮上式防波堤なんかも、造られるようで・・・(この、浮上式 防波堤も、凄いのですが・・・) 和歌山下津港海岸にて、工事に着手したそうです。 でも、これ・・・10メートル造るのに、7.3億円かかるそうで・・・コストが~。 因みに、230メートルを2020年までに造るそうです。 いえ、ね・・・浮上式防波堤について、書きたかったんじゃなくって・・・ 以前にも、TVのニュースで、女性の大学の先生が、現地へ赴き、いろいろと、 解説されていて・・・その時も、いたく感動したのですが。 これって、絶対、活用するべきだよねぇ~、なんて、思って・・・ちょっと、調べて みたのですよ~。 そうしたら、出てきたのが・・・こちら。 津波災害対策へ提案 2011 年12 月4 日 (社)日本能率協会 専任講師 中村 茂弘 という、記事(論文?)でした~。 40余年前の情報だそうですが・・・中村さんが学生の頃、早稲田大学・理工学部長 を歴任され、研究室のご指導者だった加藤榮一先生が、ヨーロッパの津波対策に 関する論文を掲載され、海岸に長大な防潮堤を建設する費用が無い町のトップが、 ある学者に津波対策を依頼した結果、同じような地区で津波被災が無い事例を発掘 したそうです。そのような調査と研究で、「沖に小島をつくり、津波対策を成功させた」 という歴史的な快挙が、紹介されているそうです。 そして、中村先生曰く・・・(記事を抜粋記載) 対策原理は、津波の先端がリアス式の開口部に入る前に分散させ、被害を防ぐ 対策だが、2011年3月11日、同自然現象は松島近辺で起きた。 「地球上には、被害を被った事例と、似た環境なのに影響がなかった事例がある。」 という比較分析の考え方で事例を調査した結果、「リアス式海岸なのに津波の影響 が軽微だった」という事例を抽出した。その影響は小さい島だった。 そこで、数値解析を進め、膨大な時間が掛かったが、本当に津波が来た時、まったく 理論通りの回避ができた。 そんな結果から・・・ (釜石湾の防潮堤の破壊と松島湾の状況より、抜粋記載) 津波に対し分散する傘のような形で多くの島が対抗している場合、沖の小島が正面 から向かってくる津波に対し、津波の力を分割する傘の先端の役目を、しているわけ です。 要は、釜石の場合、1人の強い力士が数名で続く力士の力をガブリ四つの形で受け 止める対策に対し、松島のケースは、合気道の師が、次々と押し寄せる弟子の攻撃 を、左右に割り振りながら転がして行く姿(分散する形態)に例えることができます。 言い換えるなら、点在する多数の島々は、合気道の弟子が師を手伝い、本陣に波の ように押し寄せる兵士の攻撃を混乱させ、本陣への影響を軽減させて形態に似てい ます。 詳しくは・・・津波災害対策へ提案 中村 茂弘さんで、検索して下さ~い。 小島を造る方が、予算がかからないと思うのですよ、ねぇ~。 それに、いざという時に、作動しない・・・とか、そんなこともないし~。 ちょっと、思うのが・・・小島造ると、魚とかも暮らしやすい環境にも、なるかも知れ ないし~。 以前、魚の産卵場所だか?・・・隠れ場所だか?・・・作るといいって話を、どこか で、聞いたことがあって・・・そういうのも兼ねたモノを作ると、尚いいかも~、なんて、 思ったりして。 因みに・・・浮上式防波堤・・・凄いみたいですよ~! アハハ・・・サンダーバードみたい、かもっ!!