カテゴリ:展覧会
遡ること2週間ですが、、(汗
ちょっと素敵な展示と夕ご飯だったので、記録に残しておきます。 金曜日の仕事帰りに兄と待ち合わせて、東京国立博物館へ。。 仕事山積みなのに、定時に帰っていいかなーと、迷いつつも、 この所遠ざかっていた「美しいもの」を観て、 ヘロヘロの自分にちょっこと潤いを、、、の気分で。。ヾ(;´▽`A`` ※金曜日は閉館時間が8時までに延長されるので、仕事帰りでもOK、空いているし、お勧めです♪ 私は兄に譲ってもらったチケットで「染付」の展示を。 兄は、下の書道の展示。 館内ではそれぞれ、興味のあるものを別々に鑑賞。 中国・ベトナム・朝鮮の重要文化財に指定されている作品が並んでおります。 藍色の深い色合い、とても好きなのだけれど、立派過ぎて遠い感じ。 (いや、、芸術品だから当たり前なのだけれど、、ヾ(;´▽`A``) 器はやっぱり、飾るものではなく、暮らしの中で使ってこそだなー。。 「このお皿を毎日の食卓で使ったら素敵だろうなー」なんて、妄想、、笑 江戸時代の茶道具あたりから、暮らしの匂いが感じられてきて、グッと興味が増し、 (繊細な細工の、小さなお道具に弱いのです、、クラクラしちゃいました。。♪) 「平野耕輔氏寄贈の伊万里の大皿コレクション」に進む頃には、どっぷり浸り切り、 一枚一枚、じっくりと魅入っちゃいました。 素晴らしいコレクション。。ため息。。 最後の部屋で、「うわー。。やられた~♪」 私の妄想を形にしてくれた展示が!!(いや、それは勘違いだから、、笑) 実用の器として、染付を使ったテーブルセッティングともてなしのディスプレイが♪ これこれ、これよーー♪ まさか、国立博物館でこんな展示を観られるとは思っていなかったので、ビックリ!! そして、感激いたしました。。 朝食のテーブル。 お酒のもてなしの席。 月見の宴。(茶室を設えていました) 更紗のテーブルクロスや、切子細工のグラス、唐津の酒呑に染付徳利、五州赤絵徳利。 茶室は、掛け軸から一輪の花まで、、、 隅々まで気を使って、食と器の素晴らしい世界を作られていました。。 頂き物のチケットでふらりと入ったけれど、こんなにわくわくを頂けるなんて♪ 更に、触って楽しめるコーナーまで!! 普通はガラス越しに眺める焼きものを実際に触って、土や焼き方の違いを確かめられる「ハンズオン体験コーナー」 どなたが考えたのだろう、、学芸員さんにお礼を言いたい。。 国立博物館のイメージが変わるくらいの感動でした。 ※「染付」特別展は9月6日までです。 「染付」の世界に浸った後は、本館に移動して平常展も。。 パパパッと急ぎ足での鑑賞でしたが、印象に残ったのは… 「老猿」 高村光雲の代表的な作品。。 目の前で観ると物凄い迫力。 特にね、猿の肩から背中の気迫がすごかった。 そして、一番観たかったのが河鍋 暁斎(かわなべきょうさい)の「地獄絵図」。。 凄い作品です。。 河鍋 暁斎は幕末から明治時代にかけて活躍していた浮世絵師。 日曜美術館で紹介された彼の作品を観て、とても興味があったの。 実物を観られて良かった。。 怖いです。 地獄絵図ですから。。 でも、何故か惹きつけられて、目を離せなくなる作品なのです。 どこかユーモラスな感じも有り、、 日本人の信仰やら、死生観やら、色々な事を感じさせてくれるのだけれど、、、 小難しい解釈など要らなくて、ただただジッと見つめてきました。。 あ、それから、運慶作と言われている大日如来坐像も2体展示されています。 そのうちの一体は、なんと去年某宗教団体がクリスティーズで十数億で落札したもの。 下世話な興味で、しげしげと見入ってしまったのでした。。(^^ゞ 夕食は、通りかかったビルに入っていた「つきじ植むら」へ。。 このお店、もっとお高かった記憶があるのだけれど、、 リーズナブルな料金設定にビックリ!! 私のチョイスは、季節替わりの「花暦御膳」 冷しすり流し とうもろこしのすり流し、美味♪ 鮮菜オードブル ちょっと洋食の様な前菜でした、、、目に美しくてかつ美味しい♪ 太刀魚と丸茄子の重ね盛り 鱧の唐揚げ 冷し煮物 この季節ならではの冷たい煮物。 冬瓜を食べたかったので、嬉しい。。 お食事は日によって違うそうで、この日は胡麻ダレうどん。 さっぱりと美味しく頂けました。 水菓子 一口ずつ、いつもの別腹、、(笑 食べた事がないからと、兄はひつまぶしをチョイス。 お刺身や茶わん蒸しも付いていて、結構なボリューム。 最初は普通に鰻のみで。 次はとろろを掛けて。 最後はだし茶漬けで。。 三種類の味わいで楽しめるひつまぶし、、 私も一口頂いて、、、ヾ(;´▽`A`` 私の中で、ひつまぶしと言えば葱!! とろろは初めて、、、 美味しゅうございました、、、が!! やっぱり、葱がベストだわ。。 もちろん、全て分け合って頂きました。。。( ̄m ̄* ) 本当はイタリアンを所望していた兄も、満足でほっ♪ お手軽なお値段で、色々な味を楽しめて、ここは正解でした。 (まぁ、いつもながら、全て兄任せ、、御馳走様です、、) 兄とはもっと話したかったのだけれど、 お互い翌日を考えて、ティータイムは無しで、ここでバイバイ。。 でも、久々にリフレッシュできる時間を持てて、 よっしゃ、また頑張ろう~♪と気力が湧いたわ!! お兄ちゃんありがとう、感謝。。 忙中閑あり。 こういう時間は大切、、としみじみ思った夜でした。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[展覧会] カテゴリの最新記事
|