テーマ:2013年、この1本!(1)
カテゴリ:今年のワイン、この1本!
いよいよ2013年も終わりですね。ということで、年末恒例の今年の1本を挙げさせていただきたいと思います。
例年、泡編、白編、赤編、ベストマリアージュ編の4部門に分けての発表とさせていただいていますが、今年はワイナリーさんへ出かけたり、イベントへ出かけたりが多く、白と赤につきましては直ぐに思いついたものの、泡は飲んだ絶対量が少なく、マリアージュも実践の機会がやや少なめだったこともあり直ぐには思いつかず。 じっくり考えれば出てはきたのですが、やはりぱっと思いついたものこそ深く印象に残ったもの、といえるでしょうし、今年は白赤の2部門のみの発表とさせていただこうかなと思います。 先ずは白編 今年は、日本ワインの試飲会やリースリングリング京都への参加もあり、昨年に引き続き白を多く飲みましたので、非常に悩みました。ただ、今年飲んだワインの中で最も驚かされた1本がありましたので、やはりそれにせざるを得ないかなと。 そのワインは、山口ワイナリーのシャルドネです。 今年の夏にワイナリーを訪問させていただき、そこで試飲させていただきましたが、この厚み、果実味、色合いというのはやはり衝撃でした。石灰土壌のブドウから作られたワインを、さらに1升瓶で寝かせてからリリースするというこだわりの1本は、値段は確かにするものの、他にはない存在感を備えていました。 試飲後、2度ほどワイン会で使わせていただきましたが、飲んでいただいた方々にもかなりの驚きを与えるワインでした。 来年も飲みます。 続いて赤編 こちらは、割とすんなり。フェルミエ カベルネフランなど印象的なワインはいくつかありましたが、先日の1日ワインバーオーストリー&ドイツ編でもご提供させていただきました、マルティン・ヴァスメアー シュペートブルグンダー ロートワイン Q.b.A. トロッケン2008です。 ドイツのピノ・ノワール=シュペートブルグンダーは近年その評価を非常に高めてきていますが、このワインもそんなシュペートブルグンダーの勢いを感じられる1本だったなと。 開けて直ぐこそ、樽の香りや黒いフルーツ感強めで閉じた印象ですが、時間経過で赤果実などが非常に華やかに開いてくれます。 シュペートブルグンダーは、全般的に若いヴィンテージのものを見かけることが多い中で、このワインは08ヴィンテージと多少熟成してタンニン等がこなれていること、あまり辛口にし過ぎず、フルーティさを残してくれているところも魅力的な要素に感じました。 価格的にも3000円程度ですし、他の国のピノと比べても選ばれるだけの個性のある1本かと思います。シュペートブルグンダーの入り口としてもお勧めできます。 今年は、個人的には日本ワインを愛する会(最近法人化されて日本ワイン協会になりましたが愛する会の名称は残すそうです)が実施する日本ワイン検定1級に合格し、日本ワインマスターになったことが大きな出来事でした。 せっかくマスターになったのだからと、中国地方を中心にいろいろとワイナリー見学をさせていただきました。お邪魔させていただいたワイナリーの皆さん本当にありがとうございました。 様々なワインを試飲させていただいたり、ワイナリーの環境を見たり、作っている方々の思いを伺ったりして、やはり面白いなと。来年も更にあちこちお邪魔させていただきたいものです。 また、中国地方のワインの個性はもっと知られていいものだとも感じました。来年は、東京で中国地方のワインの会をやれればと考えていたりします。また詳細決まりましたら記事にさせていただきますね。 それでは、この1年、この拙いブログにご訪問いただき本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。よいお年を! にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事を チェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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