テーマ:ワイン大好き!(30839)
カテゴリ:オーストリーワイン
今回はオーストリーワインです。モリヨンとは、オーストリー南部でのシャルドネの呼び名の事。 モリヨン・フォン・オーポック2008。生産者はセップ・ムスター。オーストリー南部、南シュタイヤーマルクのワイナリーで、創業は1978年。現当主が引き継いだのは1991年だそうです。このワインの名前にもなっていますが、オーポックとはこのワイナリーがあるエリアの土壌によく見られる粘土、シルトを含む石灰質の土が固まったもの。このオーポックの土壌と、比較的穏やかな気候がこのエリアの特徴です。 セパージュは、モリヨン=シャルドネ100%。価格は、写真のお店で2646円。 色は薄めの黄色。 香りはミツっぽさが強く、ハチミツ感も微かにあるでしょうか。その他、メロンや栗、サツマイモ、それにオレンジっぽさといった濃さのあるニュアンスがよく出ています。加えて、白い花やナッツっぽさといったシャルドネ的要素や、少々のオリーブオイルといったオーストリー的?青い雰囲気も感じられました。 味わいは果実味が軸となっていますが、酸味もしっかり。しっとりした酸ですが明るさもあります。やや重心低めの果実味をいいバランスで支えています。ボディはミディアムライト。丸さ、柔らかさがある南の雰囲気を感じるつくりです。 食事との相性では、鶏肉をあわせたところいい相性でした。 醤油味のから揚げに近いフライドチキンをつまんでみましたところ、醤油ベースの味わいとも喧嘩しませんし、むしろ鶏の旨みと醤油の塩気が、ワインの果実味や香りの甘いニュアンスとよくマッチしました。 また、根菜と共に骨付きのモモ肉をポトフ風の煮込みにしたところ、骨周りの鉄っぽい旨みとワインの旨みが引き合いましたし、大根やジャガイモの甘みや香りが、ワインの果実味や白い花、オイリー系のニュアンスにマッチもしました。 オーストリーのシャルドネというのはあまり見かけませんが、味わいや香りのバランスは良く、軽い南方感が、リースリングやグリューナーとはまた違う世界観を感じさせてくれます。 オーストリーワインの奥の深さをみられる1本だったように思います。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年01月14日 22時06分09秒
コメント(0) | コメントを書く
[オーストリーワイン] カテゴリの最新記事
|
|