テーマ:ワイン大好き!(30830)
カテゴリ:ニュージーランドワイン
先日、リースリング飲み比べ会を行い、色々なリースリングの特徴を感じられました。そこで、もう少し飲んでみようかなと今度はニュージーランドのものを試してみました。 ネルソン・リースリング2009。生産者はブラッケンブルック。ニュージーランド南島、ネルソンのワイナリーです。作り手のダニエルは、オーストリアのヒルシュ、ドイツのエンゲルホフで修業、さらに、アルザスのウンブレヒトの当主からワイン作りを教わっています。畑ではサスティナブル農法を実践、醸造時は重力に逆らわない果汁の移動を行います。畑の土壌は粘土質+砂質。オセアニアは結構多いみたいです。 価格は、写真のお店で2268円。 色は薄い黄色。青みがかっていますが、ややツヤもあるでしょうか。 香りは少々のクリームを感じ、さらに蜜やリンゴ、グレープフルーツ、ライム、それに軽いオレンジといった柑橘の要素、加えて鼈甲雨っぽさやメロン、ローズマリーやローリエなどのハーブ、軽いオイリーさといったようなものも感じられたでしょうか。 味わいは果実味しっかり。といいますか、多少残糖させているそうで、やや辛口程度になります。しかし、だれた印象はなく、流石数々の名手に師事しているだけあってというべきか、明るく強い酸が甘みの中心にビシッと入っています。ボディはやわらかなミディアムライト。ミネラル感もありますが、硬質な印象はなくしなやかさを感じる程度。 食事との相性はなかなか広いです。 最初、フライドチキンを合わせてみましたが、悪くありません。衣の部分とはまあ後口をさっぱりさせてくれるかなくらいの感じですが、肉の旨みとワインの酸や旨み、ミネラルは流石によく合いますし、フルーティな甘さは肉の塩気と相まって旨みを盛り上げてくれます。 また、一緒にクルミパンをつまんだのですが、クルミとの相性は出色で、クルミのコクにワインの甘みがはまります。 加えて、ホワイトアスパラ、コカブ、菜の花、牡蠣をアーリオオーリオにしたものもつまんでみましたが、ホワイトアスパラの甘みとワインの甘みには不思議な親和性があり一体感がありましたし、他の野菜の甘みともいいです。もちろん、牡蠣と合わせても臭みなどなし。 その他、ポトフですと大根が一番良かったのと、意外とトンカツ(チーズ入りでソースなし)との相性も良かったのが印象的でした。 価格はさほど高いものではありませんが、バランスがよく、ピュアさ繊細さを感じられるワインでした。ミネラルのゴツゴツ感が無いのはヨーロッパとの大きな違いでしょうね。 食事との相性も良く、単独で飲んでよし、食事に合わせてよしの万能選手です。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年02月18日 23時54分57秒
コメント(0) | コメントを書く
[ニュージーランドワイン] カテゴリの最新記事
|
|