テーマ:ワイン大好き!(30827)
カテゴリ:ワインイベントに参加しました
2年前に山梨に行った際に訪問させて頂きました、奥野田ワイナリーさん。
フルーティなロゼやドライなうまさのデラウェア、それに上級レンジのシャルドネなど素敵なワインをたくさん作っていらっしゃいますが、その奥野田ワイナリーの社長夫妻が、大阪のワインショップフジマルさんで試飲会を開催されるというので、ちょっとお邪魔してきました。 フジマルさんはミナミ、黒門市場商店街の路地をちょっと入ったところにあります。パッと見ちょっと入りづらいですが木の引き戸を引くと中がワインショップとセラーになっています。 今回は、奥野田フリザンテ2012、ラ・フロレット ハナミズキ・ブラン2013、桜沢シャルドネ2012、ラ・フロレット スミレ・ルージュ2012、ラ・フロレット ローズ・ロゼ2013の5種類が来ていました。 フリザンテはしっかりドライ。酵母っぽさと微発泡が心地いいワインでした。これからの季節屋外で山菜のテンプラと、なんて最高でしょうね。 ハナミズキ・ブランは果皮の色素を出しているタイプでオレンジ色。グリタイプ独特のミネラリーな香りが出ていますが、やや甘口くらいの甘みがあるタイプで、フルーティさも十分。野菜の甘みと親和性が高い甘さです。 桜沢シャルドネは、以前別のヴィンテージを飲んだ時は残糖もあるのかなという感じだったのですが、今回のものはナチュラルで無理のない好感度高いワインになっていました。穏やかな樽香、エキス分の優しいワインです。 スミレ・ルージュも、優しい作りですが、結構タンニンがしっかりで舌触りでも存在感がありました。カベルネのような香ばしさもありましたが、樽熟は4か月だそうで、なるほど、これは面白い1本です。 ローズ・ロゼはきっちり甘口。ミルズというブドウを用いているそうですが、バラの花やライチのニュアンスがよく出ていました他、ちょっと和菓子っぽさも。甘さも優しいタイプで色々合わせるの面白そうです。 シャルドネの変化には驚きました。ナチュラルで素直な今の感じの方が個人的には好きですね。醸造の際に、ナッツっぽいニュアンスも出てきたとのお話でしたが、いいシャルドネができているようです。 また、スミレ・ルージュも興味深いワインでした。タンニンの存在感はあまり他の日本ワインでは見ないものですし、ちょっと金属的ニュアンスもあったでしょうか。ワイナリーの方はジビエとのマリアージュがおすすめとのこと。 ワイナリーの方にもいろいろお話をお聞かせいただきました。上記スミレとジビエのマリアージュの話や、2013ヴィンテージは2012ほどの収量はなかったがブドウの質では2012を上回ったかもといったことなど興味深いお話がたくさんでした。 その中でも、感銘を受けたのは、ワイナリーの方がそんなにワインが好きならなぜフランスへ行って作らないのか、と聞かれたときに、自分自身なぜかと思っていたが、30年ぐらいワインを作ってたどり着いた答えとして、日本で作ったワインと日本の食材のマリアージュを、日本人として楽しめるからというお話でした。 もう一つ大きく印象に残ったのはこれ。スミレ・ルージュはブルゴーニュタイプのボトルなのですがデキャンタされていました。デキャンティング開始から3時間ぐらい経っていましたが、落ちるどころかまだ開ききっていないほど。強いです、このワイン。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年04月10日 23時51分14秒
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