テーマ:旅のあれこれ(10271)
カテゴリ:帰省ネタ
ちょっと帰省することがありましたので、2年前にお邪魔して以来だった徳島の県南、美波町の山河内にありますラトリエあべさんへ、久々に行ってきました。
地元の山海の幸を中心にした、繊細な味わいのお料理が頂けるこのお店、春の食材をフレンチで堪能させていただけました! お店はJR牟岐線・山河内駅を出て右折してすぐ。入口のところには大きな看板もありますのですぐにわかります。 古民家を改装した店内は相変わらず渋いです。庭にテーブルもあり、天気がいい日などは外で食事もできるそうです。 早速お料理を。昼夜ともにコースのみで、今回もランチでお邪魔しました。3500円、5000円、8000円(いずれも税抜き)の3パターンがあり、今回も3500円のコースです。 1品目はスープ。ビシソワーズですが、ゴボウを用いています。面白いのが、葉ゴボウのジェラートが乗っていること。食感や香りのインパクトがありました。 続いて前菜。地元のタケノコいパルメジャーノを載せて焼いたものやフランス産ホワイトアスパラガスに自家製ベーコンを巻いたもの、それにマナガツオをブラックオリーブや麹に漬けて焼いたもの等です。 やはりこの時期はタケノコ美味しいです。また、面白かったのがアスパラ。これ、なんとイカを使った粉末をかけているのですが、その風味がベーコンによく合うのです。さらに、ソースの一つはイカスミでしたが、イカスミの旨みや香り(臭みが全くないのは流石でした)とも親和性が増し、アスパラの甘み、ベーコンの旨みとの連続性も演出してくれました。 続いては、白人参のパンケーキにマトウダイと白人参を使ったブータンノワールを挟んだもの。ソースは地アナゴです。 ブータンノワールやパンケーキも美味しかったですが、お店の方も言われていたようにこれはソースが秀逸。アナゴのコクや旨み、それに焼いたと思しき香ばしさが出ていました。 そして、前回も頂いたこちらのスペシャリテというべき一品、真鯛のロワイヤルです。前回は秋で上にはイカが乗っていましたが、今回は地物のウニのムースケーキ、タカアシガニのテリーヌと共にです。 鯛のダシはやはり旨いですし、ロワイヤルのまろやかな美味しさも変わらず。また、ウニやタカアシガニの香りや旨みもダシとの相性がいいですし、それぞれ特徴の強い食材ですが全体がダシのおかげで一体感がありました。 前回訪問時の反省点として、やはりフレンチのコースを頂くのにノンアルコールはあり得ないという事。お店にもワインはあるそうですが、今回はこのココファーム 農民ドライ2012を持ち込ませて頂きました。 これは、前回お料理を頂いて、フレンチですが食材の旨みも活きた優しい味わいだったことから(場所柄お年寄りも多いそうでやはりコテコテなのは受けないそうです^^;)、日本ワインを合わせやすいのではないかと考えたため。 自画自賛で強縮ですが、狙いはドンピシャでした^^ スープのゴボウの香りに、豊かなワインの香り(特にケルナーと甲州由来のニュアンスか?)がはまりますし、前菜とは、魚の旨み、イカ墨の旨みをよく引き出してくれます。さらに、アスパラの甘み、次のブータンブランやアナゴのソースの甘みに12年の恩恵と思しきしっかりした果実味がよくはまります。 また、アナゴのソースのコク、ロワイヤルのタカアシガニやウニのコクにも負けない厚みも。ロワイヤルのダシも甘みがありますが、これにもワインの果実味はやっぱりはまります。 この後のお皿にも好相性でしたが、その辺含めて続きます。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年04月05日 00時02分35秒
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